今年も受けてきました、大腸検査。
昨年と違って、健康診断で要精検になったわけではないんですが、何しろ日本人女性のガン死亡率ナンバーワンが大腸ガンだといいますし
昨年他界した義母は、以前大腸ガンの手術をして、それは完治したのですが、以後２回腸閉塞になったんです。
大腸ガンの手術をすると、腸閉塞になりやすいんですって
義母は２度目の腸閉塞からいろいろ派生して引き起こし……ついに回復できませんでした。
身近でそれを見たものですから、余計に心配になってしまって
大腸検査は事前準備が大変ですが、ポリープのうちに始末してしまえば、後顧の憂いを断つことができるのです。
（前日に食べる検査食、だけでは足りないのでパンと卵焼きをプラス）
昨年は、前夜に飲んだ下剤が合わず、夜中に脱水症状を起こして大変な目に遭いました
だから今年は、事前に看護師さんと入念に相談し、下剤を調整。
昨年ボトル半分（５ml）飲んだ『ピコスルファート』剤を、今年は１５滴にしました。
病院によっては、前夜１ボトル飲むところもあるそうなんですが、わたしは半分でも大変なことになったから、全量なんて
信じられない～、人の体質って相当な幅があるんですね。
量は減りましたけれど、昨年は前夜だけだったのが、前々日の夜も１５滴飲むよう指示されました。
昨年の恐怖の経験があるせいで、かなりおっかなびっくりでしたが……。
夜中ではなく、朝起きてから快調な便通がありまして、ホッと一息
そして前夜も１５滴、この日は早朝と、さらに起床後にも出すことに成功しました。
幸いなことに２日とも、昨年のような不調は起こりませんでしたから、きっとわたしの適量は１５滴なのでしょう
そして、胃腸内に溜まったガスを除く『ジメチコン』錠と、洗腸液の働きを助ける『モサプリドクエン酸塩』錠を２錠ずつ
飲み。
検査の４時間前からは、『マグコロール』による洗腸が始まります。
１８００mlの洗浄液を、１０分おきに２００mlずつ飲んではトイレに通い、腸を洗浄していきます。
確かに面倒で大変ではありますが、わたし、この作業はいつも割と大丈夫なんです
これまで３回と同様、順調に洗浄を行うことができました。
だんだんきれいになっていくのを見るのは、うまくいっていることを実感できて安心ですしね。
ただ、一番最初に受けたときは確か１１月の下旬で、とにかく大量の冷たい液体を飲まなくてはならないから、体がどんどん冷えていってしまって、ガクブルした覚えがあります
だから２回目以降は絶対寒い時期は避けようと思ったのでした、今年は逆に暑すぎでしたけど、体が冷える心配だけはなかったですし。
（当日の夕食、１日ぶりのまともな食事です、マグロのカルパッチョ）
無事に洗浄を終え、クリニックに向かいました。
うちからちょっと遠いので、バスとタクシーを乗り継いで行くのですけど、なんと駅だというのにタクシーがいない
ちなみに、わたしはどこへ出しても恥ずかしいペーパードライバーですが、運転に自信のある方も、この検査を受けるときは自分で運転していってはいけません。
少し待っても来る様子がないので、タクシー会社に電話したら、「近くに配車できる車がいません」とにべもない返答
予約時間が迫っているので、流しのタクシーを待つ余裕はなく、仕方がないので歩くことにしました、２０分ほどの距離です。
道はわかっているし、幸いこの日は体調も悪くなかったですし。
帽子とアームカバーを装備、熱中症防止のために、水もバッチリ持参しています
前夜８時から何も食べていないんですから、低血糖は間違いありませんので、走ったりしないよう、なるべく日陰を選びな
がら注意して行きました。
クリニックに着いたときは大汗をかいていましたが、別に気分が悪くなったりしなかったし、遅刻もほんの少しで済みました。
検査着の下に着るためにＴシャツを持って行っていたのはラッキー、汗で濡れた服を全部脱いで乾かすこともできました
（夕食その２、ヒラメのバターソテー、いぶりがっこ入りクリームソース、美味でした）
今年は、検査用の後ろが切れたパンツの下に、リハビリパンツ（平たく言うと紙おむつ）を履くように言われました。
やっぱり、腸内に洗浄液が残っていたりして、汚れるのかも知れないですね
すぐ検査にかかり、結果的にはポリープを２つ切除、１カ所炎症を起こしていたので、組織検査のために採取したとのことでした。
これで、また１週間、運動とアルコールは禁止です～、しくしくしく
それにしても、たった１年余りで、２つもポリープが育っちゃうんですね……恐ろしや
これは、やっぱり手を抜かずに毎年検査を受けたほうがよさそうです
生命保険の契約で、保険金も支払われることですしね。
今回の失敗点を踏まえ、次回はさらにスムーズにいくようにしたいと思います