子どもの 『基礎体力・基礎運動能力の低下』
近年、よく耳にしますよね?
これに関連した、新聞や雑誌の取材の時・・・
「指導現場では、どんな変化がおこっていますか?」
こんな質問をよくされます。
全体的に見ると、幼児期には 【運動が苦手】 【運動が得意】 の差はあれど、小さな差。
学童期の子ども達を見れば、よくわかる。
幼児体育やスポーツ関係の仕事の人は、よく知っている。
【運動能力の二極化】
この差が、想像以上に大きい。
・ 運動が苦手 → 運動(スポーツ)を避ける → 運動能力は伸びない
・ 運動が得意 → 運動(スポーツ)に取り組む → 運動能力が伸びる
運動が苦手な子 (他の子が出来るようになったことが出来ない) は、
苦手な運動 (遊び) の輪を避けがちです。
縄跳びやろう!→避ける
サッカーやろう!→避ける
その運動(遊び)が好きな子、得意な子が、反復して練習(運動)している。
その運動(遊び)が嫌いな子、苦手な子は、まったく変われない。
これが【運動能力の二極化】の大きな原因。
運動が苦手・・・。
それで済ませていれば、なにも変化は起こりません。
他の子の前でやるのが恥ずかしい、どうせ出来ないと消極的。
そんな心を変えたい時におすすめ↓
【逆上がり】
子供の体育で、初めて個々が挑戦する課題。
別にできなくても、人生に問題はありません。
しかし、たかが逆上がりかもしれないけれど、出来るようになった時の心の変化。
何人もの子ども達の、達成の現場に立ち会いましたが・・・
その後の変化(とくに挑戦心や積極性)は、想像以上です。
運動が苦手。運動の輪に入らない。
そんな時は、なにか1つでも達成する。自信を持つ。
おすすめは、逆上がりです^^
挑戦し、練習すれば、誰もが出来る課題です。
【運動ができなくても、人生やっていける】
この考え方は、間違いです。
・ 転んだ時に大きな怪我をする。
・ 疲れやすい。etc・・・
これらは、体力&運動能力が関係します。
子ども達が、60歳、70歳、80歳・・・。そんな歳になった時。
そんな先まで考えれば、絶対に体を動かせていて欲しいですよね。
大きな怪我なく、無事に大きく育って欲しいですよね。
脳を育てるのは、卓上の勉強だけではありません。
指先の細かい動き、体全体を使った大きな動き、障害物を避ける遊び・・・
体の「動」が、大きな刺激になります。
「別に運動ができなくても、人生やっていける。」
これは、怪我防止や、数十年先の人生まで見越せていない考えです。
この考えがある時点で、変化はおこりません。
子どもが考えるならまだしも、周りの大人が絶対に考えてはいけないこと。
幸せな人生にしてあげたいから、必要な運動能力+体力は育ててあげたいですよね^^
今でも、誰にでも、いつでも出来ること ・・・ とにかく体を使って遊ぶ!!
その為には、まずは体を動かすこと&運動の大切さを、大人が知る!!
ゆとり教育の際に減った、体育の授業数を増やす動きになっています。
体力&運動能力が低下し、肥満児童が増える、子どもの生活習慣病が増える・・・
様々な数値が出て、やっと体育(体を育てる)の重要性に気づいた大人達。
「知識」の前に「健康」。生きていくうえで、最も大切な事だと思います。
運動や遊び。小さな子ども達でも実践できる、最高の教育だと思います。
今日の記述は、現場指導の経験から生まれた、私の見解・考えです。
すべてが100%の人にあてはまる、100%の正当とは思っていません。
こんな考え方もあるんだ・・・参考程度にしてください(^_^;)
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体育の家庭教師 Vimsas(ヴィムサス)
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