ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ -47ページ目

ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

ペルガモン博物館の話に行く前に、

今回のベルリン旅行で気になったこと。

ベルリンの飲食店のサービスについて書きます。


今回の旅行記で食事のことをあまり書いていないのは、

正直、ほとんどいい思いをしなかったから。

運が悪かっただけといってしまえば、そうなんですが、

とにかくたくさん、いやな気持ちになった。

ベルリンが都会で、サービス精神がなくタンタンと仕事を

する人が多いということなのか、観光客が多くてイライラしてるのか、

はたまた、日本人に対して差別意識のある人が多いのか・・・


カフェではソーサーのうえにコーヒーがこぼれた状態で

もってきたものを、「ちょっとこぼれちゃったけど、おいしいから大丈夫!」

とかごまかし笑いで謝らず。それくらいなら謝るほどでもないのか、

まあ、ドイツクオリティかな、とガマン。

翌日は運もなかったんだろうけど、イタリアンレストランにて、

カバンの上に頼んだビールを1/5くらいこぼされる。

なぜ2日連続でこぼされる・・・

しかも、「ソーリー」とかいって適当にカバンを紙ナプキンで

拭いた後、かなり量の減ってるビールを取り替えもせずに去っていった。

ここで「取り替えて!」と文句の言えない自分にも悔しかったが、

これ以上もめたくないのでガマンしてしまった。

そのウェイターがまあ、ひどくて、お会計のときに呼んだときも

「なんで呼ぶんだよ、チッ」という顔をしながら来た。

さすがに腹が立ったのでチップを払わず、おつりを全部もらったら、

「ありがとう」すらいわずに無言で去っていった。

でも、周りを見る限り、ほかのウェイターはにこやかで、

料理もおいしかったから、本当に残念。あいつ・・・なんなんだw
 
ほんと、おいしかったのにー。チェリートマトとエビのパスタ・・・


その日の夜に行ったビアレストランでは、

店に入ってウェイトレスのおねえさんに「ハロー」と

あいさつするも、3人くらい連続で「完全無視」。

目が合ってにっこり挨拶したのに、真顔で無視。

自分の担当外のお客には挨拶もしないの・・・?

それとも日本人だから無視されたの・・・?

正直その時点で帰りたい気分だったけど、ぐっとこらえて。

いじわるドイツ人になんか負けないぞ!!

これくらいで怯んでたら、ドイツでなんか生きていけない!!と

ぐっとお腹に力を入れて(笑)着席。

そしたら、テーブルについてくれたお姉さん(トルコ系かな)は

とーーっても親切で、満点の対応。ちょっとおっちょこちょいで、

「あ、そうだ、メニュー頼まれてたんだったわね。ちょっと待ってて」

と、うっかり忘れて何往復もしたり、

帰りの挨拶も完全に夜だったのに、「良い一日を!」と言っちゃって、

自分で「あれ、間違えちゃった!笑」なんて笑ってたり。

かわいい人で、ちょっと和んだ。良かった良かった。


それと、もうひとつ残念だった某ラーメン店。

ラーメンはおいしかったのに、日本人店員がまあ、愛想がなくって、

いらいらしてて。「私今日ぜんぜんやる気ないから~」とか

話してる。私たちのいる前で。接客業としてどうなの。

それに比べると、デュッセルの飲食で働いている日本人は

みんな生き生きしてて、笑顔で一生懸命で、気持ちがいいな。

外食ってやっぱり、味がおいしいだけではダメだね。

接客が悪いともう二度と行きたいと思えないもん。



一方で、観光客向けのガイドに載っているような店は

やはりパーフェクト。有名なレーベンブロイと、

大好きなハードロックカフェに行ったけど、どちらの接客も

完璧なグローバルスタンダードで、非常に快適でした。

嫌な思いを極力避けたいなら、観光客向けの店と、

インビス(屋台)やファストフードを利用するようにして、

地元レストランはあまり行かないほうがいいかもしれないです。

(※あくまでベルリンのお話です。デュッセルはもっと

地元のお店でもいい人ばかりですよ)


自然科学博物館の近くのケバブ屋さんのおじさんは

いい人だったな。(Naturkundemuseum駅前)

 
ビアレストランで飲んだ、ベルリナーヴァイスというベルリンのビール。

ヴァイツェンビア(白ビール)に、ヴァルドマイスターというハーブの

シロップが入っています。

味はメロンソーダとか、レモンサワーみたいに酸味が強めで

ちょっと甘い。ビールの感じはまったくなくて、とっても飲みやすい。

ドイツのクドイ料理にも合う。

このほか、木苺シロップの赤バージョンもあり、そちらもフルーティでおいしい。

Neussのレアルにもビン入りのものが売ってたので

デュッセルに住んでても飲めます。

ビールにちょっと飽きたらどうぞ。


あーあともういっこ、思い出した。

飲食関係ないけど。

ベルリンのおみやげ物やさんで、Kさんが買い物をしたとき、

レジの女がおつりをくれなかったので、おつり(10セント)を

要求したら、ものすごい顔で睨まれて、ありがとうも言わなかった。

お店のレジでチップ渡すパターンなんてないよね?なんだろ、これ・・・

完全に逆切れされたんですけど・・・ ベルリン怖っ(笑)
ベルリン3日目。

午前中はベルリン最古で最大級の動物園、

ベルリン動物園へ。

シロクマのクヌートがいたことでも有名です。


春から夏にかけて、動物園は出産ラッシュとなり、

かわいいベビーちゃんたちが見られるいい季節です。

(春出産→数ヵ月後の一般公開となるので、7月ごろがおすすめな時期ですよ~)


ホームページで紹介されていた、赤ちゃんヒョウも

見ることが出来ました。

 
かわいいいいいいい

 
ダチョウのひな。ウリボウ柄でかわいい~。

ほかにも、オランウータンやシマウマ、鹿の赤ちゃんなど

いろいろいました。

この日はとくに暑くて、ベルリンも30度。

動物たちもバテバテで、日陰で横になる姿が多く見られました。

 
あっちーーわーーー。

 
パンダに睨まれた。ちょっと怖かったw

ドイツではパンダはあまり人気がなく、カバやゴリラのほうが

人気があるそうです。

パンダの前は閑散としていました・・・


私はいわゆる珍獣系の、アリクイやバク、なまけもの、などが

大好きなのですが、残念ながらそういうのはあまりいなかったな。

夜行性コーナーにアイアイやデバネズミが居たくらいで・・・


でも久しぶりの動物園、たっぷり3時間以上満喫しました。

見終わって出てきた13時ごろには、チケット売り場がものすごい

長蛇の列!

ドイツ人って仕事に行くのは早いくせに、休日の行動開始は遅い気がする・・・

行く予定の方は、朝イチがおすすめでーす。

動物園の帰りに近くの日本料理店「大都会」に行こうと思ったら、

夏休み中でクローズしていました・・・

夜は鉄板焼きの高級店ですが、ランチは安くておいしいのだそうです。

ちょっと残念。

そのあと、カイザー・ヴィルヘルム記念教会を探す。

この教会は戦争で破壊され、塔部分が崩れたままの状態で

保存されていることで有名なのですが、

それらしきものが見当たらず・・・ 

何度もぐるぐる周ってようやく気づいた真ん中の建物・・・

現在改修工事中で外観が頑丈に覆われていて

ただのビルにしか見えない(笑)。

がっかりすぎて写真撮るのも忘れてしまった・・・


暑さと疲労の蓄積と、空腹とがっかり感でへろへろのまま、

本日のメイン、ペルガモン博物館へ移動します。。。

3日目、後半へ続く・・・
 ベルリン2日目、後半戦。(午後)

私が一番行きたかった、「自然科学博物館」へ。

 
じゃーーーん!!

ブラキオザウルスの世界最大の骨格展示があります。

ギネス認定です!! 高さ13メートルもあるの。

おおきかった~^^

この骨格展示をするために、建物の天井を改築したんだそうです。

子供のころから恐竜が大好きで、大人になってからも

上野の恐竜博とかよく行ってました。

ちなみに好きな恐竜はステゴザウルスやアンキロザウルス等

ごつごつ、とげとげ系です

このほかにも標本・骨格展示・鉱物などいろいろ展示があり、

とてもおもしろかったです。

なかでも、剥製の作り方を展示しているコーナーがとても

興味深かった。(ちょっとグロいかも)
 
動物の皮をはいで、中身と同じ大きさのハリボテを作って

縫い合わせて・・・

 
カタログに載っているガラスの目と、実際に生きている動物の

写真の目を見比べながらどれにするかチョイスする作業。

いろんなオメメがある~

この日はやっていませんでしたが、子供向けの「虫の標本作り体験」コーナーや

「発掘体験」コーナー(砂場をブラシで掘っていくと、骨のレプリカが出てくる)も

あって、お子様連れにもオススメです。


自然科学博物館のあとは、ベルナルアー通りにある、

ベルリンの壁記録センターへ。

ベルリンの壁の一部が残され、向かい側に資料館があります。

 
壁を越えようとして命を落とした人たちの写真が飾られ、

資料館の中でも当時の肉声テープやフィルムが流れ、

英語とドイツ語のみの展示ですべて理解は出来ないものの、

壁越しに面会をする引き裂かれた家族の写真などには

胸が痛くなりました。

記録センターの屋上からは壁を見下ろすことが出来ますが、

高所恐怖症の私はすぐにギブアップしてKさんを残し、

下のアイス売りのおじさんからアイスを買ってひとりで食べてました。笑


予定より早めに回れたため、「いけたら行きたい」と言っていた、

「新博物館」へ。

博物館の島と呼ばれるミュージアムが集まる一帯にあります。

(上野の森みたいな感じ)

この博物館は戦争で破壊され、2009年に再建されたばかりで、

主にエジプトのコレクションがメインとなっています。

そのなかには、ガイドブックにも必ず載っている、

ベルリンの至宝「ネフェルティティの胸像」があります。

 
(写真撮影禁止のため、Wikiより画像お借りしました)

閉館時間が迫っていたため、ほかはサラっと流しながら、

「ネフェルティティどこ?」と探し回った挙句、

やはり一番奥のメインコーナー(監視員多数)に

いらっしゃいました。

いやぁ、そうとうな美人だったんでしょうね。お美しかった。

この胸像をめぐっては1920年代から現在までずっと、

エジプトから返還要求が続いているそうで、

ドイツはずっとそれを拒み続けているとのこと。

今回いろいろな博物館でコレクションを見たけれど、

ドイツの考古学者が勝手に掘って持って帰ってきて、

「ドイツが返してくれない(泣)」というパターンが多くて、

ちょっぴり複雑な気分になりましたね。

ペルガモン博物館の「ゼウスの大祭壇」なんかもそうですし・・・

(ペルガモンのコレクションについてはまた次のブログでご紹介します)


新博物館のあとは、近くのDDR博物館へ。

DDRは旧東ドイツの略称。

東ドイツ関係の展示と言うと、

ソビエト統治下の貧しく厳しい暮らし、ドイツの「ダークサイド」的な

イメージのものが多いのですが、ここDDR博物館は、その旧東ドイツの

人々の日常・暮らしに「明るく」スポットを当てた博物館となっています。

なかの展示物はいろいろと触ったり動かしたり、車に実際乗ることが

出来たり、体験型になっていて、展示の仕方も面白いです。

引き出しを開けると人形が入っていたり、クローゼットのなかには

当時の最先端の洋服が掛けられていたり。

 
飾られていた人形たち。チープな感じでかわいい。

 
日用品の数々。やっぱりどことなく東欧の感じがしますね。

東ドイツでは、全裸で海水浴を楽しむのは合法だったようで、

ビーチいちめん、裸のひとで溢れている映像には衝撃でした。

みんな真っ裸でビーチバレーとか楽しんでるし・・・w


でもやっぱり、家具にしても食器にしても、とにかくチープ。

いかに当時の東ドイツの暮らしが貧しいものだったかがわかります。

ドイツ人の異常な(?)堅実っぷりはこういう時代から続いているものなのかな~、と

改めて感じました。


今回のベルリン旅行、観光バスや市バスも使わず、電車移動のみ、

それ以外はひたすら街を歩きまくったので、一日平均30000歩(約20キロ)、

かなりストイックなものとなりました。

3日目くらいから徐々に疲れが出てきます・・・笑


3日目へつづく・・・