ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ -25ページ目

ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

こんにちは。

前回のブログにも書いていましたが、昨日は犬たちの検査の日でした。

1ヶ月前に受けた狂犬病注射の抗体が出来たかどうかを調べるための

血清検査です。

病院で採血をしてもらってそれを専門機関に郵送して調べてもらいます。

病院までは電車で10分。

いつもはガラガラの昼間の電車もカーニバルで大騒ぎです。

紙ふぶきが鼻の頭についてしまいました。笑
 
 

臆病なビンチャン(黒犬)は、ずっと私に抱っこされたままです。


採血だけだったので、おとなしく、すんなり終了。

 
採血が済んで、止血しているところ。

臆病でついクチが出てしまうビンチャンは、口輪をはめられてしまいましたが、

暴れることもなく、上手に採血できました。
 
 人間と同じようにゴムで腕を縛って、浮いた血管から採血します。

チワワの腕は、人の手の親指くらいの太さしかないので、ちょっと気の毒になっちゃいます。


1週間ほどで検査結果が届き、それをドッグパスポートに記載してもらって

ハンコを押してもらえば、帰国の準備はOK。

半年後には日本に連れて帰ることが出来ます。

日本への犬の帰国準備は長い準備期間が必要でしかもとても複雑なので

わからないことは逐一、日本人通訳さんに質問しながら、準備しています。

本当に助かります。

たまに、ドイツへの犬の渡航や帰国について、ブログのメッセージからご質問をいただくことが

あります。おそらく、検索しているうちに私のブログにたどり着くのだと思いますが・・・

正直私もまだ理解していないのです。

なので、安易に自分の経験だけでお答えしないようにしています。

渡航準備は成田の動物検疫と直接やり取りするのが一番ですし、

こちらでも、専門家(獣医さんと通訳さん)に直接相談しながら

帰国準備を進めていくのが一番だと思います。



 
ドッグパスポート。(ペットパスポートと書いてあるので、猫などにもあるのでしょうね)

日本に帰る時にも大切なものですが、

普段ヨーロッパを犬連れで旅行するときにも、検疫証明書または

ドッグパスポートが必要です。

日本では1回ごとに狂犬病注射済みの犬鑑札やワクチンの証明書が出ますが、

こうやって何年分もまとめて冊子に記載していくほうが便利な気がします。

病気やアレルギー、かかりつけの獣医さんなども記載できますし。

管理しやすいですよね。


日本のように狂犬病のない島国は入国が難しいところもいくつかあって、

イギリスもそうだと思っていたのですが、通訳さんのお話では、

イギリスは1年前くらいに審査が廃止になって、今はカンタンに連れて行けるそうです。

よし、次は犬を連れてロンドンまで電車旅行ってみようかな。
おはようございます。

デュッセルドルフでは、昨日2月7日の木曜日よりカーニバルが始まっています。

正確には昨年の11月11日からカーニバルシーズンはスタートしているのですが、

本格的にお祭り騒ぎになるのはこの木曜日から。

もともと、カトリックの行事であるカーニバルは、ドイツ全土で盛んなわけではなく、

特にラインラント地方が有名で、ケルン・マインツ・デュッセルドルフがドイツ3大カーニバルと

言われています。

クライマックスは来週の月曜日2月11日ローゼンモンターク(バラの月曜日)と

呼ばれる日で、街では盛大なパレードが行われ、山車からたくさんのお菓子が

撒かれ、仮装した人たちで賑わいます。


昨日の木曜日は「女性のカーニバル」といわれ、女性が主導権を握っていい日。

ラインラント地方ではこの日、男性のネクタイを女性がハサミで切る風習があります。

ネクタイを切ったあとはお詫びに男性にキスをします。

(そのため、この日は切られてもいい安いネクタイをして会社に行くのです)

そして女性たちは市庁舎などになだれ込んで占拠し、女性が主導権を握ることを

宣言するそうです。

という伝統的なイベントなのですが、近年はただの酒飲みイベントと化している面もあり、

昼間から街中に酔っ払いがあふれ、結構大変なことになるようです。

私は今年カーニバル初体験なので、とても楽しみにしているのですが、

周りの人からは酔っ払いやスリに気をつけるよう、言われています。

私もほかのイベントなどで経験していますが、酔っ払ったドイツ人は本当に

手がつけられないんです。(苦笑)


昨日は昼から犬の病院の予定があったので、それを済ませてから

アルトシュタット(旧市街)に出てみました。

カーニバル中の木曜日から翌月曜日まで(月曜は祝日)休みを取っているドイツ人も

多く、昼間なのに電車はコミコミです。
photo:01



半分以上の人が仮装をしていました。

車内でお酒を飲んでいる人も多く、紙ふぶきを撒いたり、歌ったり、大騒ぎ。

アルトシュタットに行く前に少し買い物をしようとデパートなどを覗いてみましたが、

この日は14時でクローズだったようです。

クリスマスやカーニバルなど大事なイベントがあるときにはお店は閉まってしまうんですよね。



アルトシュタットは酔っ払った若者であふれていました。

ユーロ(サッカー欧州選手権)のときも、大騒ぎで大変だなーと思ったけど、

カーニバルは全然その比じゃありません。

ほとんどの人が仮装をしています。

グループで同じコスチュームを着ているひとたちもたくさん。

牛グループ。
photo:02



有名なアルトビールの店ユーリゲの前は人が通れないほどギュウギュウです。
photo:03



市庁舎前はすでに「祭のあと」という感じで、ゴミだらけ・・・
photo:04



このあと、ライン川のほうまで出てみましたが、とにかく酔っ払った若者が

大騒ぎをしているので、間を抜けるのも結構ヒヤヒヤで、

写真撮影どころではありませんでした。

この日はちょっと見学のつもりだったので仮装はしませんでしたが、

週末は私もコスチュームで出かける予定です。

(山車のパレードのある月曜日以外にも、女装レースやビールの樽運びレースなど

いろいろ週末は伝統的なイベントがあるのです)


そしてテレビでは連日カーニバルイベントの番組が放送されています。

毎日毎日同じような感じなので、ちょっと飽きてきました。笑

Sitzungと呼ばれるイベントですが、仮装をした観覧客の前で、

歌やダンスや芸人がパフォーマンスをするものです。


子供たちのダンス。
photo:05



観覧客はみんなこんな感じ。
photo:06


子供の歌。
photo:07



昨日は女性のカーニバルの日だったので、女性だけの番組もありました。

会場のお客さんは女性のみ。

ドイツのオカマさんの漫談。
photo:08



大爆笑してます。
photo:09


ステージの後ろにはこの日の象徴である「ネクタイ」がたくさん。
photo:10



漫談で大爆笑できるようになるにはまだまだ相当かかりそうです。

でも、観てるとなんとなくおもしろいのでつい観ちゃいます。



週末&ローゼンモンタークの様子はまたレポートしますので、お楽しみに・・・!
もう一月前のお話になってしまいますが、

年末は犬たちを連れてパリに5日間滞在しました。

というとすごく豪華な感じもしますが、デュッセルドルフからは

タリス(ドイツ・ベルギー・フランスを結ぶ特急)で4時間ほど。

お気軽旅です。

ベルリンやミュンヘンに行くより近いんですよ。


今回は犬も居たのでそれほど動き回らず、買い物や散策が中心でした。

(その辺の話はまた今度。。。)

旅のハイライトは2日目のモン・サン・ミッシェルです。


事前にパリからの自力での日帰り旅を計画していたところ、

電車&バスの乗り継ぎが大変で、(バスの本数も少ない)

結構お金もかかることがわかり、それなら終始寝ていけるバスツアーで

連れて行ってもらおうということになりました。

日本のバスツアーです。(初参加!)

ネットやガイドブックにも必ず載っている有名なモンサンミッシェル行きの

某日本ツアーですが、種類がいくつかあり、修道院内の日本語ガイドや

名物のオムレツのランチがついているものもあります。

現地での滞在時間が3時間ほどしかないのに、団体ランチや

ガッチリ拘束されるガイドツアーは避けたかったので、

行きと帰りのバスに乗せてもらうだけ、現地解散・現地集合のプランにしました。


犬たちはNGなので、この日だけはホテルでお留守番。(ごめんね!)

バスはほぼ満席でした。みなさん、日本から観光で来られていたようで、

近○、H○Sなどのパリプランのオプションとして申し込まれている方が多かったようです。


この日は朝から天気が悪く、1日雨の予報。

気温も低く足元から冷えるので、あたたかいバスで寝て行けるのはかなり幸せ。

パリからバスツアーで片道4時間以上かかりますから・・・

朝7時半出発→途中トイレ休憩あり→13時過ぎ現地着→17時前現地発→21時パリ着

こんな感じの弾丸ツアーでした。

そして、周りが日本人だけ、時々車内に流れてくるガイドも日本語、

それだけのことでこんなにリラックスできるなんて・・・

海外で一番ニュートラルになれた瞬間かもしれません。

自力で電車乗り継ぎで行っていたら、4時間眠れず荷物をギュッと持って

緊張していなければいけなかったんですから。

(フランス、とくにパリ周辺は非常に治安が悪いです!)

自力で行くのが難しいところは、無理して頑張らないほうがいいですね。笑


途中トイレ休憩を兼ねてノルマンディー地方の小さな町(村?)にも立ち寄りました。

 
 

 

ドイツの木組みのお家とはまた違って、カラフルでかわいい・・・

この時点で結構雨は強くなってきていました。

カサを持たずに来てしまったツアー参加者の人のため、

ガイドさんがこの町で折りたたみ傘が買えそうな店を探して案内していました。

親切。日本のサービスは至れり尽くせりだというのを久々に感じました。


さらに1時間以上バスに揺られて。(バス内ではほとんど寝てた)

モンサンミッシェルが近づくと、修道院に関するお話など、カンタンな車内ガイドが

あり、ワクワクも高まります。


 

みえてきたーーーーーー!!!

ポコっと突然現れる感じがなんとも・・・ふしぎ。

神秘的、というか、おとぎ話かSFか・・・ 目の前にある感じがしない。

 
ヤドリギとモンサンミッシェル。 神秘!神秘! 

 
おぉぉぉぉ・・・

ではここでWikipediaから引用したモンサンミッシェルの歴史を。

この島はもともとモン・トンブ(墓の山)と呼ばれ先住民ケルト人が信仰する聖地であった。708年、アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受けたが、悪魔の悪戯だと思い信じなかった。再び同じ夢を見たが、また信じなかった。ついに3度目には大天使はしびれを切らし、今度はオベールの額に指を触れて強く命じたところ、オベールは稲妻が脳天を走る夢を見た。翌朝、オベールは自分の頭に手を置くと脳天に穴が開いていることに気づいて愕然とし、ここに至って大天使ミカエルのお告げが本物であると確信してここに礼拝堂を作ったのが始まりである。966年にはノルマンディー公リシャール1世フランス語版ベネディクト会の修道院を島に建て、これが増改築を重ねて13世紀にはほぼ現在のような形になったものである。中世以来、カトリックの聖地として多くの巡礼者を集めてきた。

百年戦争の期間は島全体が英仏海峡に浮かぶ要塞の役目をしていた。モン・サン=ミシェルの入り口には今もイギリス軍が捨てていった大砲とその弾が残っている。

18世紀末のフランス革命時に修道院は廃止され1863年まで国の監獄として使用され、その後荒廃していたが、ヴィクトル・ユゴーの紹介がナポレオン3世を動かし、1865年に再び修道院として復元され、ミサが行われるようになった。19世紀には陸との間に堤防を造成して鉄道・道路ができ陸続きになり(鉄道は後に廃止)、フランス西部の有数の観光地となっている。 1979年にはユネスコ世界遺産に登録された。2006.8.5現在、3人の修道士が在住し、9人の修道女が近隣の町から通って運営に当たっている。

近年、堤防の影響により、島の周囲が砂洲化しつつあり、国家事業として、かつての「島」に戻すプロジェクトが進んでいる。2015年完成予定で、駐車場となっている堤防の代わりに橋でつなぎ、海流により堆積砂を取り除く。
 (以上wikipediaより)


ということで、現在島の周りは工事中。

桟橋をかけて、水の上に浮かんだ状態に戻そうとしているらしい。


 
現在は満潮時以外こんな感じの陸続き。水に浮かんでたらもっとステキね。

 
島の中はなんかデジャヴ・・・と思ったらどことなく江ノ島っぽい。

江ノ島大好きだからいいんだけど。

 
 
 ネコがまったりしてるところまで江ノ島っぽいわぁ。

(夢を壊すようなこといってスイマセン。これも江ノ島が好きすぎるゆえです・・・)

 
人馴れしたオデブちゃんだなぁ。観光地ネコだね、きみ。


 
たまたま「ミスノルマンディー」の撮影会してたのだけど、近くで見ると結構オバ・・・(失礼)。


  

ここ最近日本でもよく紹介されているせいか、日本人観光客の多いこと。

島に居る人の半分以上(!)は日本人だった気がします。(中国人はほとんど居なかった)

なので、修道院のガイドを申し込んでいなくても、あちらこちらで

日本語ガイドツアーがゾロゾロいるので、時々そのガイドに聞き耳を立てたりしながら

修道院の中を歩きました。

 
といっても「修道院」ですからねぇ・・・派手な装飾や宝物があるわけではなく

とてもシンプルな作り。

そして監獄として使われていた名残か、光の射さない暗い空間も多く、

お天気の悪さも重なって、終始薄暗い中をさまよいました。

 
 
 工事中~

 

やっぱり外観がステキですね。

わずかな時間の滞在で、しかも修道院見学後、横殴りの雨で

傘もさせないほどに・・・

お土産を買って、ビチャビチャでバスに戻り帰路へ。

でもバスの空調のおかげか濡れた服もすぐ乾き、快適でした。

そして、パリ市内に入る頃にはパリのお話や周辺のガイドもしていただき、

ダイアナ妃が亡くなった事故現場の脇も通りました。

日帰りバスツアーもなかなかいいものでした。

これからも時々活用してみようと思います。


水の上に浮かぶモンサンミッシェル、朝焼けのモンサンミッシェル、

ライトアップされた夜景のモンサンミッシェル・・・

まだまだ観てみたい表情がたくさんあるので、また必ず行きたいです。

今度は泊まりで行ってみたい!