ご無沙汰しております。
今週は月曜から金曜まで毎日学校で、頭が多少シュワシュワしています!
でも毎日楽しいですよ。
この歳でこんなに勉強する時間が持てるなんて。 感謝感謝。
昨日学校でとても面白いことがありました。
昨日は天気予報が午後から大雨、降水確率も90%以上だったので
折り畳み傘を持って出かけました。
案の定授業の最中に雨が降り出しました。
昨日の授業では、ちょっとしたゲームの時間があって、
マルバツクイズのように、質問に該当する人とそうでない人で
左右に分かれるというようなことをしました。
たとえば、結婚している人・していない人、
子供がいる人、いない人・・・
そんななかで、「今日カサを持ってきた人?」という質問があり、
左右に分かれたところ・・・・
持ってきていたのは、私とY子の日本人二人だけ(笑)。
20人ほどのクラスメイトのなかでたった二人です。
「さすが日本人!」というような驚きと称賛でクラスはざわつきました。
朝天気予報をチェックする⇒降水確率が高ければ傘を持って出かける、
これは日本人にとって当たり前の習慣ですが、そもそも日本特有のものなのか?
と思ったりもしたわけです。
日本とヨーロッパ、雨に対する感覚は全く違います。
ドイツに来たころは、なぜこんなに雨がしょっちゅう降るのに、
ほとんどの人がカサを持ってない・さしていないの?と不思議に思ったものです。
が、最近は私もちょっとの雨ならばカサがなくても大丈夫です。
というのも、ドイツの気候は超乾燥しているため、雨なのにいつもカラっとしているのです。
多少雨に降られて服がぬれても、建物の中に入ればすぐに乾いてしまう。
日本なら、雨でズボンの裾が濡れただけで、一日中気持ち悪い湿ったままの
服で不快に過ごさなければいけないですよね。
そんな状態には全くなりません。
そして、雨の降り方も全く違います。
日本のように一日中大粒の雨が降り続くということはなく、
ざっと降って1時間ほどでやんでしまうか、カサがいらないくらいの小雨が
一日中断続的に降ったり止んだりか。
トータルの降水日数はドイツの方が多いかな?というくらい
しょっちゅう雨が降りますが、日本の雨に比べたら不快度はかなり低く感じます。
でも、日本人の感覚として雨にはあまり濡れたくない、と思いますよね。
ドイツの街でも、小雨の日に傘をさしているのは日本人の割合が高いです。
ドイツの人からしたら、こんな小雨にわざわざ傘をさすなんて?と
逆に不思議に感じるかもしれません。
そして、そんなドイツ人の雨感覚ですからもちろん、雨具は発達していません。
日本のように色とりどりのかわいいカサ、機能的なカサ、軽いカサ・・・
そんなものは存在しません。
あるのは無地の重たいすぐに壊れそうなカサばかり。
しかもデパートに売っているカサはダサいくせに超高い! 笑
日本で1000円で買えそうな安っぽいカサが驚きの50ユーロオーバーだったり。
(日本からドイツ在住の人にプレゼントを贈る時、軽い機能的な日本の
折り畳み傘なんて喜ばれるかも・・・!)
私はというと、日本から持ってきていた軽い折り畳み傘を旅行先でなくしてしまい、
年末にパリのデパートにて新しいカサをゲットしました。
ヨーロッパっぽい、森と馬の柄。
イギリス製ですが、ドイツではこういった柄物のカサはほとんど見たことがないので
気に入って使っています。
ヨーロッパのひとはなぜカサをささないのか?
生活してみて初めてわかる海外の不思議ってあるんですね。
日本はそろそろ梅雨の季節。
機能的雨具で楽しく乗り越えてくださいね!