ドイツのレストランに行くと、季節ごとの旬ものメニューがあって
たとえば、先月まではシュパーゲル(白アスパラ)とか、
新じゃが、イチゴを使ったデザートなどがオススメだった。
この時期はMatjes(マティエス)! 6月から解禁になる新物の若いニシンの塩漬け。
以前、おそらく長期保存用の旬ものではない塩漬けニシンを食べたとき、
結構生臭くてニガテかも・・・と思っていたんだけど、
学校の先生も「この時期の鮮魚コーナーにあるMatjesは超おいしい!」と
大絶賛だったので、レストランで頼んでみた。
Matjesに、刻んだリンゴとタマネギの入ったヨーグルトソースがかかったもの。
Bratkartoffel(いわゆるジャーマンポテト)添え。
旬ものは、強い塩漬けにはなっていなくて、ほとんど塩気は感じない。
やわらかくて、油が乗っていて、ニシンの厄介な小骨もまったく気にならない。
(若いので、骨もまだ柔らかいみたい)
ネットで調べたところ、日本風にアレンジすると、これまた美味しいらしい。
軽くお酢でしめて、お寿司にしたり、タタキ風にしてしょうが醤油で頂くなど
光り物のように使えるとのこと。 これも試してみたいな。
ベルギーのガイド本にも、「6月はマーチェス(ベルギーではMaatjes)が
解禁になり、広場でお祭りが開かれるなど盛り上がる」と書いてあったし
そもそもニシンがとれるオランダでももちろん、みんなが大好きな料理だと
いうことなので、ドイツでも南より、北のほうで食べられているものなのかなぁ。。。?
北欧の人もニシン大好きだし、北海・バルト海周辺はあまりお魚の種類が
捕れないのかも・・・ うん、実際北欧ではサーモンとニシンくらいしか食べた記憶がない。笑
ネットを調べていたらこんなおもしろい記事があった。↓
旬ものの初競りにご祝儀がつくのは万国共通なんだね。
オランダで「ニシンの酢漬け」初競り、45匹に史上最高値940万円
水産局のウェブサイトによれば、北海で5月末~7月頭のわずか1か月ほどの期間に水揚げされ、酢漬けに加工されるニシンの量は2万5000トン、約1億8000万匹に上る。そのうち9000万匹はドイツに、1400万匹がベルギーに輸出される。
(記事より)
なるほど、オランダで水揚げされ、ドイツとベルギーに分けっこするんだね。
しかも半分はドイツ人が食べちゃうのか(笑)
お魚自体、高くて種類の少ないドイツ。
Matjesはお手ごろ価格なので、お魚摂取したい日本人にも嬉しい
いろいろアレンジして、いっぱい食べなきゃ