【80点】セブン銀行(8410)は隠れ高配当株!ATMという名の「集金マシン」は終わらない
こんにちは、りょーーです!💹
「コンビニATMの手数料って、もったいないよね…」
そう思っている節約上手なワーママさんや、現金をあまり使わなくなったサラリーマンの皆さん。
実はその「手数料」こそが、投資家にとっては最高の果実(配当金)に変わることをご存知ですか?
今回取り上げるのは、私たちの生活に最も身近な銀行、セブン銀行(8410)です。
「キャッシュレス時代にATMなんてオワコンじゃない?」
そう思ったあなた、実は大間違いです。最新のデータを見ると、彼らのビジネスは驚くほどしぶとく、そして海外へと触手を伸ばしています。
📊 セブン銀行のざっくりデータ(執筆時点)
- 代表的サービス:セブン銀行ATM(全国2.7万台以上)、海外送金
- 予想配当利回り:約3.6%〜3.7%(高配当水準!)
- 年間配当金:1株あたり11.00円(予想)
- 直近1年株価変動:+5%〜10%程度の安定推移
- 株主優待:なし
※優待はありませんが、その分配当金でガッツリ還元するスタイルです。
株価300円前後(※執筆時目安)というお小遣いで買える手軽さと、銀行株の中でもトップクラスの配当利回り。NISAの枠埋めや、投資デビュー銘柄としても人気が高いこの会社の「本当の実力」を分析していきます。
目次
- ATM利用件数は減っている?驚きの事実
- 他行とは全く違う「手数料ビジネス」の強み
- 業績推移と財務分析:売上最高でも利益が…?
- 株主優待なし!だからこその配当へのこだわり
- リスク分析:キャッシュレスと新紙幣の反動
- 海外展開と第4世代ATMが描く未来
- 【結論】成長性スコアとその根拠
1. ATM利用件数は減っている?驚きの事実
皆さんが一番気になっているのはここでしょう。
「PayPayや楽天ペイが普及して、みんなATMを使わなくなったのでは?」
答えは「No」です。
実は、セブン銀行のATM総利用件数は直近でも増加傾向にあり、年間11億件(!)を突破しようとしています。
- スマホ決済のチャージ: Pay系アプリへの現金チャージ需要が爆発的に増えています。「クレカ紐付けが怖い」という層は、わざわざATMで現金をチャージしているのです。
- ネット銀行の台頭: 店舗を持たないネット銀行(楽天銀行や住信SBIなど)が増えれば増えるほど、彼らの「リアル入出金窓口」としてセブン銀行ATMが使われます。
つまり、キャッシュレスが進めば進むほど、実は「現金をデジタル化する入口」としてATMが必要とされているのです。
2. 他行とは全く違う「手数料ビジネス」の強み
普通の銀行は、企業にお金を貸して金利で儲けます。
しかしセブン銀行は、「ATMプラットフォーム」の手数料で稼ぐ、極めてユニークなモデルです。
💰 誰が手数料を払っているの?
私たちがATMを使うとき、「手数料無料」の時間帯なら利用者はお金を払いません。では誰が払っているのか?
それは「提携している銀行(メガバンクや地銀)」です。
提携銀行は、自前でATMを維持管理するよりも、セブン銀行に手数料を払ってATMを使わせてもらった方がコストが安く済みます。
現在、地銀やメガバンクは自社ATMをどんどん撤去しています。撤去すればするほど、インフラとして残るセブン銀行の価値(=交渉力)が高まる。これが「ATMシェア独占」の勝利の方程式です。
3. 業績推移と財務分析:売上最高でも利益が…?
事業は順調に見えますが、決算書を見ると少し気になる点があります。
| 決算期 | 経常収益(売上高相当) | 経常利益 | 当期純利益 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3月期 | 1,566億円 | 283億円 | 187億円 | コロナ禍からの回復 |
| 2024年3月期 | 1,939億円 | 261億円 | 159億円 | 売上増もコスト増で減益 |
| 2025年3月期(予) | 2,160億円(目標) | 245億円(見込) | --- | 新ATM入替投資が重し |
※数値は決算短信および中期経営計画資料等より抜粋・概算。
売上(経常収益)はきれいな右肩上がりで、過去最高を更新し続けています。しかし、利益が伸び悩んでいます。
理由は明確で、「先行投資」です。
- 新型ATM(第4世代)への入替費用
- 海外(アジア・米国)展開への投資
- システム更新コスト
今は「しゃがんでいる時期」と言えます。この投資が一巡した後に、利益率がグンと戻るかが今後の勝負所です。
4. 株主優待なし!だからこその配当へのこだわり
セブン銀行には株主優待がありません。
「えー、がっかり…」と思うかもしれませんが、プロ視点では逆に好感が持てます。
なぜなら、優待にかかるコスト(配送費や管理費)をかけず、純粋に「配当金」で還元してくれているからです。
💰 配当金の魅力
- 配当利回り: 3.6%〜3.7%前後(銀行業平均より高め)
- 安定性: 業績が多少ブレても、配当を維持する(減配しない)意識が強い会社です。
例えば30万円分(約1000株)保有していれば、年間約11,000円の配当金が入ります。
ATM手数料(例えば1回110円~330円)を何回払っても、余裕で元が取れる計算です。「自分が払った手数料を、配当で取り返す」という究極の節約術が成立します。
5. リスク分析:キャッシュレスと新紙幣の反動
投資をする上で知っておくべきリスクもしっかり押さえましょう。
⚠️ キャッシュレス完全移行の未来
現在は「過渡期」なのでATM需要がありますが、20年後、現金が完全に消滅したらビジネスモデルが崩壊します。
ただし、日本では現金信仰が根強く、災害時の現金の強さも見直されています。完全消滅には相当な時間がかかるでしょう。
⚠️ 2024年新紙幣特需の反動
2024年の新紙幣発行に伴い、ATMのシステム改修などで一時的な特需やコスト発生がありました。これらが落ち着いた後、純粋な実力値での成長が求められます。
6. 海外展開と第4世代ATMが描く未来
国内市場が成熟する中、セブン銀行の夢は世界にあります。
- 米国・アジア展開: セブン-イレブンは世界中にあります。この店舗網を生かし、米国やフィリピンなどでATM事業を拡大中。特にアジア圏は銀行口座を持っていない人も多く、ATMが金融インフラとして機能します。
- 第4世代ATMの進化: 今のセブン銀行ATMは、ただ現金を出す機械ではありません。「顔認証」で本人確認ができ、口座開設や住所変更などの行政手続きもできる「無人店舗」に進化しています。これが普及すれば、銀行だけでなく市役所の出張所のような役割も担い、新たな手数料収入を生み出します。
7. 【結論】成長性スコアとその根拠
最後に、りょーー独自の視点で算出した成長性スコアを発表します。
今後の成長性スコア
80点 / 100点
💯 スコアの根拠
① 盤石なインフラビジネス(+50点):
競合が撤退する中で「最後の砦」として残る戦略は、長期的には独占的な利益を生みます。利用件数が減らないという実績も心強いです。
② 高配当という安心感(+20点):
成長スピードは緩やかですが、3%後半の配当利回りは資産運用のベースとして優秀です。下値不安が少ないのもメリット。
③ 先行投資の重み(+10点):
未来への投資は評価できますが、直近の利益成長を圧迫しているため、満点評価はお預けです。
残りの-20点(課題):
やはり「現金」という縮小市場に軸足を置いていることへの長期的な懸念と、海外事業がまだ収益の柱と言えるほど爆発していない点です。
💡 まとめ:お財布代わりの「守り」の銘柄
セブン銀行は、株価が2倍、3倍になるような派手な銘柄ではありません。
しかし、「銀行預金よりはるかに高い利回り」でお金を働かせつつ、日々の生活でセブンイレブンを見るたびに「あそこで私のATMが稼いでくれている」と実感できる楽しい銘柄です。
サラリーマンやワーママの皆さん、まずは100株(約3万円)から、「ATMオーナー」になってみませんか?
※投資は自己責任です。配当予想や業績は変更になる可能性がありますので、最新情報は必ずご自身で確認してくださいね。