変な怒られ方

みやぴんが塾からの帰り道、とても微妙な顔で話しだしました。

「あのね、今日授業中にAくんていう子が怒られたの。」

「うん？」

「Aくんは宿題を全くやってきてなかったんだって。そしたら先生がブチ切れて『Aくんは1週間あったのに何をやってたんだ！みやぴんは３日前に受けたばかりなのに宿題を全部ちゃんとやってきたんだぞ！！』って。」

「はぁ…そうなんだ」

みやぴんは普段その塾の週１回コースに通っています。

今回だけ都合で振り替えて、週３回コースの授業に参加したのです。

「そんな引き合いに出されちゃったんだね」

「でも、変な怒られ方だよね。私も別に褒められたわけでもないし」

そこまで先生が『ブチ切れる』にはこれまでの積み重ねがあったのかもしれないけどね、と想像する反面、そのAくんは今週の宿題をちゃんとやってくるんだろうか、と考えたとき、私の中での答えは「否」でした。

Aくんにしてみたら「は？みやぴん？誰よそれ。関係ねーし」くらいのもんだろうし、みやぴん、引き合いに出す必要全くないし。

無意味な比較は、反感を生むだけだよね。

みやぴんがAくんの怒られ方を見て「無意味な比較」に違和感を感じている、そこに引き合いに出されたことを若干困って受け止めていることには安心したなぁ。

人に行動を促すために比較するなら、その本人と比較すべし。

これ、鉄則。

それにしても、

他の生徒も沢山いる場でエネルギーを使って怒った先生。

でも周りの生徒から「ブチ切れた」と思われてしまう。

そして当の本人にはおそらく行動の変化を促す結果にはならない。

うーん。

これって先生もエネルギーの使い損じゃない？

命令して人を動かすには限界がある。

怒鳴って追い詰めて人を変えることはできない。

そんなこと冷静に言いつつ、超絶自戒中。苦笑

実は先生から「（振替で）３日後に宿題を出すのは大変だし、（国語だったんだけど）できてなくて構わないので、まずは国語より算数の宿題をやるように言ってください」と言われていました。

それをみやぴんに伝えたけれど、みやぴんは算数の宿題を終わらせた上で国語もやって出かけたのです。

だからこそ、怒りの引き合いに出すより、みやぴんの「できたこと」を真正面から認めてほしかったなぁと思ってしまったのでした。

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