昨夜(2012年09月16日)放送の情熱大陸「振付稼業 air:man」を見て、プロの仕事の神髄を見た思いがしました。
振付稼業 air:manは、20代~40代の7名の振付師ユニットです。
彼らのコンセプトは、自分たちはダンサーでなく、振付師に徹するということだと思います。
自分たちは、何も新たに生み出さない。クライアントの意向を具現化する。というようなことを言われていました。
これはすごいと思いました。
とかく、プロ意識が強いあまり、自己本意の主張で、できあがった自分の作品をこれがすばらしいものだと押しつけがちですが、彼らにはそんなことはないのです。
クライアントは、できあがった作品を見て買っているのではなく、自分たちの想いを形にしてもらうことを望んでいるということを彼らは十分理解し、仕事をしているのです。
自我を売るクリエイターではなく、クライアントの意向を形にできるクリエイター集団なのです。
そして、依頼に対して、体を動かしダンスしながら考えるのではないのです。
先ず、頭で考えることが最優先。
クライアントからのエコンテをじっくり読み解き、メンバーで徹底的にディスカッションする。
世代間の感性の違いもカバーできるのがユニットのメリット。
クライアントの想い・主張を理解したうえで、彼ら独自の振付で表現していくのです。
タレントの魅了を引き出し、タレントにダンスで表現してもらうのが、彼ら裏方の役割だと認識している。
現場では関係者一人一人に礼儀正しく挨拶していく、腰が低い応対にも頭が下がります。
タレント、関係者、皆が気持ちよく、楽しく仕事ができる場の演出もしているのです。
行動は二人以上で行うものの、役割分担を明確で、一人はカメラの前でチェック・監督との折衝、一人はタレントに振付を教え進行管理する。
複数の者が言うと混乱するからと、タレントには一人からしか言わない。
振付稼業 air:manのすばらしいところは、明確なコンセプトとそれを実現するための仕組み、メンバー間との意識の共有がきっちりできていること。
すばらしいプロの仕事の神髄を見た思いで、敬服しました。
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以下、情熱大陸公式サイト「振付稼業air:man」2012年09月16日放送
より
振付稼業air:man
あのCMのダンスも実は・・・『動くものなら何でも振り付けます』超売れっ子“振り付け師ユニット”の秘密に迫る!
年間1000本のCMやミュージックビデオ、コンサートの振付けを依頼される、日本一忙しい振付師、振付稼業air:man。7名で構成され、“日本初の振付師ユニット”を自負している。
ポッキー、十六茶、アデランス、虫コナーズのCM、いきものがかり、木村カエラ、郷ひろみ、サカナクションのPV…等々、誰もが知らず知らずのうちに、air:manが振り付けたダンスを目撃しているはずだ。
そんな彼らの“売り言葉”は「動くものなら何でも振り付けます」。番組のカメラがair:manの仕事場を追いかけるうちに、彼らがユニットにこだわるワケ、多くのクリエイターが彼らを求めるワケが明らかになっていく・・。
一方、彼らの目下の関心事は、今春から中学校で始まった“ダンス必修化”だ。日本国民総ダンサー化の時代にair:manは何を思う?
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以下、「マガジンハウス MagazinehouseAbout Dacapo 」より
知的なアプローチでコレオグラフ 振付稼業 air:man インタビュー。
◆振付の展開はまず、ディスカッションから。
『振付稼業 air:man』はユニット体制で、杉谷さん、菊口さんを中心に現在は7人のメンバーがいるということですが、実際は振付をどのような方法で作っているのでしょうか。
抱えている仕事の8割はCM、残り2割が PV、舞台、イベントです。CM の場合、振付の答えは決まってます。商品が売れること、出ているタレントさんにムリなく、振付が寄り添っていること。そして監督の一番やりたいこと、コンセプトが明確に表現できていること。
僕達の仕事はクリエイティブというより職人的。注文に何をはめ込むかということに特化しています。例えていうなら、ネジ穴にきっちり合ったネジをはめればよい。
振付をする前に、発案者であるプランナーや監督はもう何ヶ月間も案を練っています。タレントさんを選び、曲を選び、コツコツ創りあげて来た、ほぼ完成しているところに僕達は分業としての振付という答えをきっちり出したい。
僕達が考える振付がオファーに合うかどうかは人それぞれの判断です。それぞれの判断があることを踏まえて予め10パターン程度の振りを考えておいて、そのどれが合うのか?です。
大切なのは、誰が、何をやりたいのか、ということを、共通認識として『振付稼業 air:man』 みんなで持つこと。それが答えに近づく方法です。
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