何を描いてるのかちっともわからなかった
右上に白のタイルを使ってたのは太陽っぽいけど、他の子は黄色やオレンジを使ってるのになんで白?
太陽じゃないのかな?
で、三男に聞いてみたら
やっぱり、それは太陽で
「なんで白なの?」
って聞いたら
「太陽白いじゃん」
「夕方はオレンジだけど昼間の明るい白い太陽の光が滝に反射してる色を使った」
って答えた
あたしはめっちゃ感動した
この子はちゃんと考えて、自分の見える世界を表現できるんだなーって
会場で他の作品と比べて、何を描いてるのかさっぱりわからないと思ったけど
似たような作品が多かったの
[日本]というテーマに思い浮かべるイメージが大多数の子が似てる
でも我が子が描いたのは「滝」だった
彼が思い浮かべる [日本]は「滝」だし太陽は白
彼の世界ではそうなんだね
大多数の子と違うことが、会場ではなんかモヤモヤしたけど
本人の世界を知ってとっても誇らしくなった
ちゃんと自分の世界観を表現できる
きっと以前のあたしなら、彼の世界を知っても
それはおかしい!
太陽は黄色かオレンジじゃなきゃみんなにわからない!
なんで、日本がテーマなのに滝なのか?
もっと見る人がわかるように作るべき!
とあたしの普通を口すっぱく言ってしまっていただろうな
たぶん、三男は世渡りは上手くないだろう
万人にわかってもらえることを求めてないから
三男はたぶん後者だし、その他大勢と同じようにできないことに少なからず悩んでるみたいだけど…
心の世界を学んで、人の目を気にすることになんの意味もないと思えるようになった
組織の中では万人にウケがいいものを提案したり表現することが求められるんだろうけど
自分を見失わず生きていってほしい
子育ては、いかに万人ウケする子を育てることではなく
自分の世界で生きていける子を育てるかだと思う
それが、自分(母)の安心に繋がる
太陽は黄色かオレンジというあたしの当たり前だって、人によって違う
その違いを子育てでも尊重すると、自分の世界も広がるし、子どもの世界を狭めなくて済む
あたしの普通を教え込むことなく、三男から見える世界はどんななのか…
もっともっと知りたいなーと思う