少し読書ペースが上がってるようです。
久々のミステリーに続いて、以前から読みたいと思っていたSF「虐殺器官」を読んでみました。
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)/伊藤 計劃
¥756
Amazon.co.jp
内容(「BOOK」データベースより)
「9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?ゼロ年代最高のフィクション、ついに文庫化。」

あまりSFは読まない私ですが、いつもお邪魔しているブログで紹介されていて、なんだかとても気になったので手に取ってみました。
で、読んで驚き!
SFには間違いないのでしょうが、様々な要素が詰まっていて、その密度にびっくりです。

舞台は、9・11の影響でいまよりずっとセキュリティーが進み、個人認証なしには生活が成り立たない近未来。
そんな世界で、痕跡を残さずあらゆる発展途上諸国で虐殺を引き起こす男が現れ、その男を暗殺を生業とする軍人の主人公があちらこちらと追いかけて行くのですが、最終ページに行き着くまでに、SF要素はモチロン、ミステリーの要素に恋愛の要素に哲学の要素など、いろんなものが詰まっているように感じました。
決して薄い本じゃないのだけれど、それにも増して、その密度の濃さに息が詰まるような感じ。
作品が「僕」という一人称で書かれているから主人公の心情が読み手に移りやすいと言うのはあると思うのだけど、読み進みながら私もつい一緒になって、生と死・罪と罰・利己と利他、そして良心とは…などについて考えてみたりしまったりして。
カテゴリーはSFなんだろうけど、哲学書の覗いたような、そんな気分にさせる本じゃないかと思います。

実の所、最初に読み始めた時は中々世界観に入れなくて、これは読みきれないかも…なんて思ったのです。
でも、途中から妙にサクサクと読めるようになって、後半は一気読み。
最後はこうなるだろうな…って予想もついたんだけど、それでも面白く読めたのは、詰め込まれた恋愛要素やミステリー要素の所為かなと思います。
特にミステリー。
虐殺を起こす男がなぜそんなことをしたのか。その意外性に驚いて、またそんな考え方もありか…と考えちゃったりして。
なんと言うか、ありとあらゆるところにいろんな気付きが落ちている、そんな本だったように思います。
感動して涙を流すとか、楽しく笑うとか、読後感がすごくいいというわけではないのだけれど、なんだか心を惹かれてしまう物語。
誰にでもお奨めと言う本じゃないと思うけど、考えることや思索が好な方にはかなり楽しめる本じゃないかと思います*^^*

蝶々 蝶々 蝶々
久々にミステリーを読みました。
大好きな作家さんのひとり、有栖川有栖さんの「闇の喇叭」。
歴史モノや「アントキノイノチ」みたいな感動モノも好きだけど、やっぱりミステリーは読んでて楽しいです*^^*
闇の喇叭/有栖川 有栖
¥1,680
Amazon.co.jp

内容は、まとめるのが下手なので「BOOK」データベースからお借りしてご紹介。

「大東亜戦争後、日本は南北に分断され、北海道は“日ノ本共和国”として独立。日本国内では北のスパイが暗躍し、政府は警戒を強めていた。―そして平世21年。私的探偵行為を禁止する法律が成立し、探偵狩りが行われている現代。少女・空閑純は、かつて名探偵として名を馳せた両親に育てられたが、母親はある事件を追う最中に行方不明となっていた…。母の出身地である奥多岐野に父とともに移住し、帰りを待っていた純だったが、そこで発見された身元不明の他殺死体が、父子の日常を破壊する!存在意義を否定された探偵に謎が牙を剥くとき、新たな物語が動き出す。」

有栖川先生といえば、作品中に有栖川有栖という作家と同名のキャラが出てくる江神さんが探偵役の学生アリスシリーズと火村さんが探偵役の作家アリスシリーズが有名だと思うのですが、これはまるっきりの新シリーズで、アリスが作中に登場していませんでした。
このシリーズは元々は理論社からヤングアダルト向けに書き下ろされたお話しだったのですが、ワケあって講談社から出し直しているのだそうで、その所為か、中心になる世代がいつもより若いかなって気がします。
だからと言って大人が読めない話では全然なく、有栖川先生らしい展開と温度を保っていました*^^*
ただ、いままでのような説明しなくても誰もが共通の認識を持つ現代日本が舞台じゃなく、ちょっと違う道を歩んだ日本という微妙な世界観な所為か、その説明とシリーズ全体の複線と今回の事件の話が雑じって、事件の謎そのものは然程難しいトリックではなかったかも(でも私は解けませんでしたが…)。
言ってみれば、世界観を知らしめることを兼ねた新シリーズの玄関って感じでしょうか。
でも一冊目ではありますが、ストーリーの中に有栖川さんらしい皮肉って言うのか、風刺って言うのか、現代の風潮への警鐘って言うのか、そんなものが横たわっているような気がして、この先の展開がとても楽しみに思いました。

理論社版のあとがきでは、この作品を始まりの物語とし、物語が終わった後、読者の中で何かが始まればいいと書かれていたのだそうです。
柔らかで暖かでいながら所々にクールな所をみせる有栖川先生の視点と共に何を見つけられるのか、私の始まりが見つかるといいな…と先に期待を持たせる一冊。
ミステリー初心者の方にも非常に読み易いと思います*^^*
蝶々 蝶々 蝶々
女子バレーボールが頑張ってるみたいですね。
オリンピック出場を決めるには中国の勝敗が大きく関わるようですが、まずはアメリカに勝たないと。
強豪続きで大変だけど、ぜひ今日も奮闘して欲しいな…と思いつつ、さて、今日はどんな日?

月齢 * 22.3[二十三夜]
六曜 * 友引
二十四節気 * 立冬
七十二候 * 金盞花さく(金盞香)
誕生花[花言葉] * こなら[勇気]
誕生星[星言葉] * ゲンマ(かんむり座α星)[主導権を求める指導性]

今日の記念日など
 * ミッキーマウスの誕生日
 * 国際寛容デー
 * 土木の日
 * もりとふるさとの日
 * 雪見だいふくの日
 * カスピ海ヨーグルトの日

今日の出来事
 * 1307年 ウィリアム・テルが代官の命令により自分の息子の頭上の林檎を射抜く
 * 1740年 徳川吉宗の四男宗尹が一橋家を創設
 * 1901年 官営八幡製鉄所が操業開始
 * 1928年 ミッキーマウス初登場となる映画「蒸気船ウィリー」が公開
 * 1974年 フォード大統領が来日 初の現職アメリカ大統領の訪日
 * 1979年 第1回東京国際女子マラソン開催 世界初の国際陸連公認女子マラソン大会

はっちのへぇ!
今日はミッキーマウスの誕生日。
これはミッキーが初登場した映画の公開日から来たようです。
初の映画はウォルト・ディズニーの世界初のトーキーアニメ「蒸気船ウィリー」で、昭和3年にニューヨーク・コロニー劇場で封切られたんだそうですが、なんとそれから83年!
ミッキーっていつでも新鮮な感じがするので、そんなにおじいちゃんだと思うとちょっとびっくりしました。
ディズニーリゾートもリピーターの多いテーマパークだし、人を飽きさせないディズニーのイメージ戦略ってすごいですね。
ちなみに現在ディズニーランドではクリスマス・ファンタジー。ディズニーシーではクリスマス・ウィッシュというのを開催中だそうです。
この時期に行ったことないけど、さぞや華やかでキラキラしてるんだろうな。
ちょっと行ってみたいかも…なんて思った本日でした*^^*
蝶々 蝶々 蝶々