久々にミステリーを読みました。
大好きな作家さんのひとり、有栖川有栖さんの「闇の喇叭」。
歴史モノや「アントキノイノチ」みたいな感動モノも好きだけど、やっぱりミステリーは読んでて楽しいです*^^*
内容は、まとめるのが下手なので「BOOK」データベースからお借りしてご紹介。
「大東亜戦争後、日本は南北に分断され、北海道は“日ノ本共和国”として独立。日本国内では北のスパイが暗躍し、政府は警戒を強めていた。―そして平世21年。私的探偵行為を禁止する法律が成立し、探偵狩りが行われている現代。少女・空閑純は、かつて名探偵として名を馳せた両親に育てられたが、母親はある事件を追う最中に行方不明となっていた…。母の出身地である奥多岐野に父とともに移住し、帰りを待っていた純だったが、そこで発見された身元不明の他殺死体が、父子の日常を破壊する!存在意義を否定された探偵に謎が牙を剥くとき、新たな物語が動き出す。」
有栖川先生といえば、作品中に有栖川有栖という作家と同名のキャラが出てくる江神さんが探偵役の学生アリスシリーズと火村さんが探偵役の作家アリスシリーズが有名だと思うのですが、これはまるっきりの新シリーズで、アリスが作中に登場していませんでした。
このシリーズは元々は理論社からヤングアダルト向けに書き下ろされたお話しだったのですが、ワケあって講談社から出し直しているのだそうで、その所為か、中心になる世代がいつもより若いかなって気がします。
だからと言って大人が読めない話では全然なく、有栖川先生らしい展開と温度を保っていました*^^*
ただ、いままでのような説明しなくても誰もが共通の認識を持つ現代日本が舞台じゃなく、ちょっと違う道を歩んだ日本という微妙な世界観な所為か、その説明とシリーズ全体の複線と今回の事件の話が雑じって、事件の謎そのものは然程難しいトリックではなかったかも(でも私は解けませんでしたが…)。
言ってみれば、世界観を知らしめることを兼ねた新シリーズの玄関って感じでしょうか。
でも一冊目ではありますが、ストーリーの中に有栖川さんらしい皮肉って言うのか、風刺って言うのか、現代の風潮への警鐘って言うのか、そんなものが横たわっているような気がして、この先の展開がとても楽しみに思いました。
理論社版のあとがきでは、この作品を始まりの物語とし、物語が終わった後、読者の中で何かが始まればいいと書かれていたのだそうです。
柔らかで暖かでいながら所々にクールな所をみせる有栖川先生の視点と共に何を見つけられるのか、私の始まりが見つかるといいな…と先に期待を持たせる一冊。
ミステリー初心者の方にも非常に読み易いと思います*^^*

大好きな作家さんのひとり、有栖川有栖さんの「闇の喇叭」。
歴史モノや「アントキノイノチ」みたいな感動モノも好きだけど、やっぱりミステリーは読んでて楽しいです*^^*
- 闇の喇叭/有栖川 有栖

- ¥1,680
- Amazon.co.jp
内容は、まとめるのが下手なので「BOOK」データベースからお借りしてご紹介。
「大東亜戦争後、日本は南北に分断され、北海道は“日ノ本共和国”として独立。日本国内では北のスパイが暗躍し、政府は警戒を強めていた。―そして平世21年。私的探偵行為を禁止する法律が成立し、探偵狩りが行われている現代。少女・空閑純は、かつて名探偵として名を馳せた両親に育てられたが、母親はある事件を追う最中に行方不明となっていた…。母の出身地である奥多岐野に父とともに移住し、帰りを待っていた純だったが、そこで発見された身元不明の他殺死体が、父子の日常を破壊する!存在意義を否定された探偵に謎が牙を剥くとき、新たな物語が動き出す。」
有栖川先生といえば、作品中に有栖川有栖という作家と同名のキャラが出てくる江神さんが探偵役の学生アリスシリーズと火村さんが探偵役の作家アリスシリーズが有名だと思うのですが、これはまるっきりの新シリーズで、アリスが作中に登場していませんでした。
このシリーズは元々は理論社からヤングアダルト向けに書き下ろされたお話しだったのですが、ワケあって講談社から出し直しているのだそうで、その所為か、中心になる世代がいつもより若いかなって気がします。
だからと言って大人が読めない話では全然なく、有栖川先生らしい展開と温度を保っていました*^^*
ただ、いままでのような説明しなくても誰もが共通の認識を持つ現代日本が舞台じゃなく、ちょっと違う道を歩んだ日本という微妙な世界観な所為か、その説明とシリーズ全体の複線と今回の事件の話が雑じって、事件の謎そのものは然程難しいトリックではなかったかも(でも私は解けませんでしたが…)。
言ってみれば、世界観を知らしめることを兼ねた新シリーズの玄関って感じでしょうか。
でも一冊目ではありますが、ストーリーの中に有栖川さんらしい皮肉って言うのか、風刺って言うのか、現代の風潮への警鐘って言うのか、そんなものが横たわっているような気がして、この先の展開がとても楽しみに思いました。
理論社版のあとがきでは、この作品を始まりの物語とし、物語が終わった後、読者の中で何かが始まればいいと書かれていたのだそうです。
柔らかで暖かでいながら所々にクールな所をみせる有栖川先生の視点と共に何を見つけられるのか、私の始まりが見つかるといいな…と先に期待を持たせる一冊。
ミステリー初心者の方にも非常に読み易いと思います*^^*
