海外駐在員の場合、自分の給料の一部ないし全部を外貨で
受け取るようになるのが一般的です。


この ”外貨で受け取る” という部分の基準が、会社に
よって違うようなので、私の会社のやり方をご紹介して
おきたいと思います。

以前ご紹介した通り、私の会社は、購買力保証方式という
給与の算出方式を採用しています。

これにより、給与は・生計費・それ以外に分けて認識される
ことになります。

そして、この「生計費」部分について、外貨支給の割合を
任意に設定することが認められています。


支給可能な外貨は、USDまたは赴任地の現地通貨のいずれか。

「それ以外」の部分は円貨で支給することが定められており、
外貨支給は認められていません。賞与についても同様です。

この「生計費」部分に、自ら選んだ外貨支給率を乗じた上で、
三井住友銀行の外国為替公示相場(仲値)により算出した
外貨支給額を決定します。


ポイントなのは、この外貨支給額は、原則として半年間変更が
ないということです。
(相場が大きく変動した場合は対応する事になっています)


経理上の手間を省く為かと思いますが、半年間に為替レートが
変動することによる為替差損益は受け入れなければならないと
いうことになります。

外貨支給額が設定された後、次の改定迄の間に円安になれば
得だし、円高になれば損ということになりますね。

個人的には、

支給月の○日のレートを使う

というように、毎月調整するのが損も得もない方法だと思うの
ですが・・・。






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