お天気を気にしながらも昏々と眠り…
起きたら雨だったので、市内散策に徹することに決定。
広島市内も見どころはたくさん！！
先にホテルから比較的近い原爆ドーム・資料館に向かいました。
昨日夜景として見たドームを横目に見ながら、ちょこっと重い心持ちで資料館へ。
見たらたぶん落ち込む資料がたくさんあるんだろうなぁ…などと考えながら
歩いていると、資料館に辿り着く前に、目の覚めるようなオレンジのお店に出くわしました！
オイスターバーのような感じでしたが、なぜかお店の前がオレンジだらけ。
ひまわりも咲いていたので、お天気が悪いのをごまかすかのように一緒にパチリ。
少し気持ちも右肩上がり！
辛い歴史に立ち向かう勇気が湧きました(^^)
そして件の資料館。
撮影するのもはばかられる場所ですが、自身の脳裏にも焼き付けるため…と
お祈りをしてから撮影しました。
真ん中の石棺には原爆での犠牲者の方々の名簿が入っていて
戦争から約70年が経とうとしている今も名簿は更新されているそうです。
写真ではわかりづらいですが、向こうに見える灯火が印象的でした。
資料館内は、フラッシュ発光をしなければ撮影OK。
スタッフさんに撮影していいのかと聞くと、フラッシュ不可を伝えられたうえで
「色々撮影していってください」とむしろ撮影を勧めてくれるようなコメントをいただきました。
その言葉から、ここにある貴重な資料を
なかなか広島まで足を運べない人にも見てもらう足がかりになってほしい、
今日だけ見て終わりにするのではなく、語り次いでほしい
という気持ちがうかがえました。
小学校・中学校・高校・そして大学と通して戦争についての学習は重ねてきているものの
初めて知ることがなんと多いことか。
広島に行く機会のある方は勇気を出して一度立ち寄ってほしい場所です。
この抗議文は原爆投下以降、核実験が世界中で発表になるたびに
歴代の広島市長から国の代表、プロジェクトの代表に対して投げかけられてきたものです。
通算604通。
最新の抗議文は別展示になっていたので、現在は通算605通でしょうか。
文を読んでいくと、それぞれの市長がそれぞれの言葉で訴えているということがわかります。
おびただしい資料がある中、私はこの抗議文が一番印象的でした。
それから、原爆投下時刻で止まってしまった懐中時計。
途中からは写真を撮ることも忘れていました。
被ばくされた方のご親族などがボランティアとしてお話をたくさん聞かせてくださったり、
実際に被爆された方々の語り部が映像として見られたり…
時を経るにつれて、実際に戦争を体験した人が少なくなっていく。
それはとても平和で素敵なことだけれど、
何かの形で残していかないと、この歴史を忘れてしまうと、また無残な争いが生じるかもしれない。
それは断固させない！
という強い意志を感じられました。
帰りがてら陽の光のもとに見たドームは、夜ほどのおどろおどろしさはないものの、
余計にリアリティのある残骸がたくさん見られました。
他にもお伝えしたいことはたくさんありますが、
少しでも興味のある方は実際に見に行って自分で感じてほしい。
そう思います。
資料を見尽くした後はもう心ここに非ずになりましたが、
このまま落ち込んでいても仕方がないので甘いものでも摂って元気になろう…
スイーツでも広島に何かゆかりのあるものにしたい私達は
広島に本社がある飲食系会社が運営している「STICK SWEETS FACTORY」に。
もう食べてしまえ！めいっぱい食べて気分を上げよう！！
と注文したのはデニッシュにアイスクリームをのせたこちら。
コーヒーもセットで。
この3段もあるデニッシュを平らげる間少し無心になれたのが良かったのでしょうか、
それとも私達がゲンキンなだけでしょうか、
食べ終わる頃にはすっかり気持ちを持ち直しました。
せっかくの旅行だから、落ち込んでても仕方がない！
原爆資料館のことを伝えたくて長々と書いてしまったため、
2日目後半はまた後日レポします！
今度はハッピーなレポになるはず…
お楽しみに♪（！？）