下記の画像、どちらも私が炊いたものです。
古米と新米で、少し浸水時間を変えています。
・米 1,000cc
・水 1,200cc
・浸水時間 70分
・米 1,000cc
・水 1,200cc
・浸水時間 60分
少し構図が違ってしまいましたが、撮影場所もほぼ同じです。
どちらの方がおいしそうに見えるでしょう。
一枚目の画像はいつも食べているお米を炊いたもの、二つ目の画像は叔父が作った玄米を炊いたものです。
私の撮影技術、もとい、炊飯技術では、その差を上手く表すことが出来ていないかもしれないのですが、2枚目の画像の御飯はびっくりするくらい甘くておいしいのです。
このお米、脱サラをして起業した叔父が、数年掛けて化成肥料の割合を減らし、今年初めて有機肥料のみで作ったお米なのです。
もちろん、一切の予防はしていません。
親戚の食べる分しか作らないので、それだけ丹精込めて作ってくれているのだと思います。
いつも、義実家で一年分まとめて買ってくれているお米を当たり前に食べているだけで、あんまり甘みを感じないのも自分の炊飯技術のせいだとばかり思っていたのです。
とは言え、ここ最近、玄米炊飯にも新たな気付きがあって、自分でも割と納得行く感じで炊けていたのですが、それでも大して甘みを感じない。ちょっと疑問だったのは事実です。
そんな時、実家で少し分けてもらってきた叔父のお米を炊いてみたら…何と言う美味しさ!!
炊飯中の香り、炊き上がりのツヤ、そして一口噛んだ時の溢れる甘み!
これは、新米と古米の差だけではないと思いました。
きっと、お米の持つ力の違い。
どんな人が、どんな思いで、どんな風に作ったか。
田植えから稲穂が実る約半年間の間に、全てがお米の一粒一粒に凝縮されるのですね。
かつて、【人生の楽園 】にも出演した叔父。
農業なんて全く知らなかった人が、こんな美味しいお米を作るようになるなんて、その努力たるや相当なものだったはず。
その努力のお蔭で素晴らしいお米を親戚中に届けてもらえることに感謝しつつ、また来年からも進化したお米を作り続けてもらえるよう、微力ながら応援していきたいと思います。