50代らしいビジネスづくりに伴走するビジネスボーン・コンサルタント
VIAラボの山崎明美です。

あなたの学び・得意・経験を価値に換えて、ビジネスのぶれない
骨格づくり・筋力づくり・しくみづくりを支えます。

 

 

 

3月20日春分の日が過ぎました。
二十四節気では「雀始巣(すずめはじめてすくう)」の頃だそうです。

『雀が巣を作り始める頃。昼の時間が少しずつ伸び、多くの小鳥たちが繁殖期を迎えます。』

続く3月25日頃は「桜始開(さくらはじめてひらく)」

『桜の花が咲き始める頃。桜前線の北上を日本中が待ち望む、お花見の季節の到来』

そして、花粉症の季節でもあります。
花粉シーズンは年明け直ぐの頃から始まります。

 

私は花粉症への反応が強めで、年明けから「あ!花粉が来たな!」(笑)とわかります。
多くの人の花粉症が本格的に始まるのは、3月に入ってからでしょう。

 

花粉症では、眼の痒さや鼻水がわかりやすい症状ですが、

何でもこなさなくてはいけない個人起業家にとって困るのは、

 

だるさ

集中力の低下

疲労感

 

ではないでしょうか?

兵法に『己を知り、敵を知り、地の利を知れ』という言葉があります。

 

戦って勝つには、

■自分を知る

■相手を知る

■環境など自分の辰一の利点を知る

が大切だというのですね。

 

花粉症対策も同じです。


花粉症について知り、
仕事を遂行するための体調管理を確認し、

ご自身の状態をどうチェックするか確認し、

季節や症状にとらわれないビジネスの維持ができるようにしていきたいですね。

 

 

 

花粉症はなぜ起きる?

花粉症はスギなどの植物の花粉=アレルゲンが

『鼻腔内の粘膜に付着すると、体内に抗体が作られマスト細胞という細胞に結合します。

その後再びアレルゲンが侵入すると、

マスト細胞からアレルギー誘発物質(ヒスタミンなど)が放出されることにより、鼻水等のアレルギー反応が引き起こされます。』

原因

遺伝、
食生活の変化、
自律神経を乱す睡眠不足や不規則な生活、
ストレス、
環境


例)排気ガスの多い地域の方が花粉症になる人が多い等。

 

<そもそも花粉症っていつからあるの?>


1819年にBostockによってイネ科の花粉症がはじめてhay feverと診断されたのが始まりとされます。

日本では
1963年に荒木がブタクサ花粉症を、
1964年に堀口、斉藤らがスギ花粉症をはじめて報告した。

 

1964年は、1回目の東京オリンピックが介された年。
この時に産まれた人が今年60歳ですので、60年間の歴史があるといえますね。


花粉症は日本だけに限定される病気ではなく、
スギ花粉症は中国にも見られます。
ヨーロッパ諸国ではイネ科花粉症、
アメリカではブタクサ花粉症が多いと言われます。

<花粉症が増加した理由>

◎戦後に大量植林されたスギが伐採されずに残り、開花適齢期を迎えたこと。
◎加えて、地球温暖化の影響も受け、春のスギ花粉飛散量が増えている。
◎排気ガス・大気汚染 排気ガスなどで汚染された大気中の多くの微粒子が抗体を産生しやすくし、花粉症の発症を促進している。

 

 

そして、なんと!
花粉を飛散しないスギ品種である無花粉スギは、1992 年に富山県で初めて発見されています。

 

 


 

どのくらいの人が花粉症なの?

 

では、どれ程の人が花粉症なのでしょう?

2008年の花粉症の全国調査では、

 

国内の約4割の人がアレルギー性鼻炎、花粉が原因のアレルギー性鼻炎は3割と答えたそうです。
約4人に1人が発症していました。

2024年の今は、さらに増えたことが予測されています。

花粉症の低年齢化

加えて、花粉の飛散量の増加に伴い、アレルギー性鼻炎の低年齢化が進み、若い人の発症が増えています。
特に5歳から9歳の小児と60歳以上で増加がみられています。

生後間もない期間に多くの花粉にさらされていると、スギ花粉症の発症リスクが高くなることもわかってきました。

日本には60種類ほど!の原因花粉があるそうです。
スギやヒノキ、シラカンバ、ブナ、ハンノキ、ケヤキ、コナラ、ブタクサ、ヨモギなど。

専門医は
『今まで大丈夫だった人も、突然、発症することもありますので、

「自分は大丈夫」と思わず、しっかり対策を立て予防していきましょう。』
と発信しています。
 

 

花粉症の主な症状や合併症

 

鼻粘膜の腫脹、鼻腔内の鼻汁の増加、結膜の充血など

 ↓↓↓↓

 ↓↓↓↓

◎くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼のかゆみ、のどのかゆみ

◎全身症状:

皮膚のかゆみ、
熱っぽい感じ:
37.5度くらいまでといわれる、

頭重感、頭痛、
倦怠感、

不眠、

下痢、

からだや顔のほてり、

イライラ感

 

これらの症状が複数重なると、作業に影響したり、集中力が低下したりして、生産性が低下するのはわかりやすいことですね。

 


<合併症>


◎他の抗原によるアレルギー性鼻炎や結膜炎、アトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー疾患が合併しやすい。
 

◎口腔アレルギー症候群:果実野菜過敏症とも言われる症候群。
果物や野菜を食べると口の中が痒くなる。多くはシラカバ花粉症の方に頻度が多いが、イネ科花粉症やスギ花粉症でも報告されている。最も症状を生じさせやすい果物はシラカバと共通抗原性のあるバラ科のリンゴ、サクランボである。稀にショックも報告されている。

 

 

 

仕事の生産性を低下させずに仕事をするには?

 

実は、私は小学校3年生から花粉症です。
未だ世の中で「花粉症」という言葉が言われてなかったころからです^^;;

症状の辛さに耐えかねて、就職後から花粉症対策と治療に取り組みました。
自分より、ひどい症状の人に会ったことがない、と言えるほどです。

予防&治療と言われることはすべて試した感があります。
そして、今は点眼薬を2種使い分け、点鼻薬を併用しています。
日常的な予防の行動も欠かせません。

それでも、影響を受けないとは言えませんが、対策をとると効果はあると思っています。
 

そんな私の経験とエビデンス(根拠)から、生産性を低下させないための対策2つは、

 

■予防

■治療

 

です。
 

特に予防と対応です。

予防は、花粉症を発症した人が、花粉発生期間中に行うといい予防です。
花粉症の症状が出ても、基盤となるカラダを整えておくことが有効です。

 

詳しく次の項でお伝えします。

 

 

花粉症と付き合う予防対策:ポイント3つ

花粉症の症状の緩和につながる効果的な対策をご紹介します。
すでに知っているよ、ということも多いでしょう。

ぜひ、確認になさってみてください。


1.からだ本体をいい状態に保つこと!

□ 睡眠・休養:疲れやすい時期なので、睡眠時間の確保は大切。
□ ビタミン・ミネラル十分な食事:腸内環境をよくすることが免疫力の維持に関わる。食事の内容・バランスに留意。
□ ストレスを溜めない
□ 飲酒を避ける←アレルギー症状を強める物質が体内で出やすくなります。
□ 便秘を避ける:腸内環境をよくする

 

これらを、
日々のビジネス活動とともにしていくコツは、

 

◎習慣化

◎スケジューリング

 

 

個人起業家は、自分で自由にスケジュールを組めます。

ゆえに、知らず知らず、休養時間が少なくなってしまったり、無理を重ねていたり、、、、。

そんなこと、ありませんか?

 

他の季節と同じようではなく、

春の花粉症時期には、2割増しのゆとりで、スケジュールを組むなど、

体への負担を最優先で年間計画を立てる、というような視点も大切ではないでしょうか?


日本の春は、年度終わりと年度始め。
これはわかっているのですから、早めに調整できるといいですね。

まあ、私自身、わかっちゃいるけど、、、、、^^;;
でも、意識しているだけでも、思考や行動は変わりますので、心がけていることが大切です。


2.直接的には花粉に触れるのを防止する対策

 

アレルゲンやウイルス、細菌などに触れることを「曝露」といい、この曝露を避けることが有効です。
花粉をいかに生活環境や体の表面や内部に持ち込まないか、です。

◎帰宅したら、
□目や鼻の周り、顔を洗う
□うがいをする

◎就寝前に
□髪を洗う
□お風呂、シャワーに入る

◎洗濯物を
□戸外に干さない=花粉を付けない←大事!

◎服装
□花粉が落ちやすい、ツルツル・スベスベな素材の素材の外衣にする



3.適切な治療

適切な治療も選択肢ですね。
症状が強い場合、アレルゲン特定の検査をして対策を立てるといいでしょう。
 

◎何科に受診?

花粉症の診療は、一般医、内科、耳鼻咽喉科、眼科などにより提供されています。
 

一般的な治療で症状が軽快しない場合は、

アレルギー専門医への受診を検討してみましょう。
 

その場合、専門医がいる医療機関は、アレルギー協会の協力医名簿に掲載されていますし、

受診している先の医師から紹介してもらうことが一般的でしょう。


◎治療

*治療はできるだけ、症状に見合った治療方法を選択。
*どの治療法も、できる限り継続するようにする。
*それでも症状がつらい場合は、再受診し、さらに治療法をステップアップすることを医師と相談する。
*抗原回避、薬物療法を中心に、減感作療法、手術療法があるので組み合わせる。

*代替療法を選択する人もいる。体調の変化を見ながら行う。

代替療法の花粉症への効果は、医学的に証明はされていないのですが、腸内環境やベースの体が整うことで、花粉症の調整になることはあるでしょう。



◎治療開始時期
症状が悪化すると薬の効果が得られにくくなるので、「初期治療」が勧められています。

「初期治療」:症状が軽いうちに症状を抑える薬を使い始める。早めに薬を使用することで、花粉の飛散量が多くなった時期でも症状をコントロールしやすくなる。

花粉飛散予測日の2週間程度前か、花粉症の症状が少しでもあらわれた時点で薬物治療を開始。
 

治療の基本的なことは、こちらをご覧ください。

 


症状の軽減は、体調を整えたり、環境を変えたり、花粉の曝露を避けることで可能ですが、花粉症の自然治癒は非常に少ないと報告されています。

 

ですので、花粉症とうまく付き合っていくことが必要ですね。

 

 



 

では、アレルギーと免疫と花粉症って?

 

花粉症を含めたアレルギー反応と免疫をどう考えるといいのでしょうか?

そもそも免疫力とは、
ウイルスや細菌などから体を守ること、加えて、がん細胞を見つけて増殖を抑える働きもあるのです。

私たちの体内にウイルスやがん細胞などが生じると、免疫系の細胞が反応して侵入を防いだり、攻撃し排除するよう働きます(免疫応答)。

免疫系の細胞は、独特の方法でアクセルやブレーキをかけ、免疫を調整しているのですね。

『しかし、この免疫応答が強くなりすぎると、免疫の攻撃が自身に向いてしまい、自己免疫疾患やコロナ感染の重症化で注目されているサイトカインストームにつながることになります。』


◎免疫システムの主役は血液中のリンパ球の一種の免疫細胞。

*NK細胞=健康を害する敵を見張り、対処する細胞
*B細胞・T細胞=抗体を作り、病原体や感染細胞を攻撃する細胞

◎免疫力が下がる原因は

*生活習慣の乱れ:食事や睡眠、排泄等
*ストレスの蓄積
*疲労の蓄積

健康を害する敵を見張り、対処する細胞であるNK細胞の働きが弱ると、免疫力のバランスが崩れます。
すると、T細胞やB細胞が異物に過剰反応し、アレルギーを発症します。

ストレスや疲労の蓄積がきっかけに免疫力のバランスが崩れることはよくあることです。
だから、基盤の「からだ」を整えることが、花粉症対策にも大切なのです。

 

アレルギーの4つの型

■アレルギーには4つの型があります。

◎花粉や食物によるアレルギーは即時型というⅠ型です。

Ⅱ型Ⅲ型は免疫に関わる物質が、体の中の重要・必要な組織や物質を異物と認識して、攻撃してしまうことで生じます。
対症療法はありますが、根治する方法がわからないものも少なくありません。

Ⅳ型は、化粧品などの接触性皮膚炎やアトピー性皮膚炎など、遅延型のアレルギーと言われます。

■では、免疫力を整えるには?

免疫力を整えるには、次の3つを整えることがポイントです。

1.自律神経:休息と活動のメリハリ、ストレス軽減でNK細胞を元気に。
2.腸:腸内には免疫細胞が多く存在。
3.血流(循環):体温を上げる。NK細胞は36.5度以上で活動的に。

免疫力をいい状態に保つために、自身でできることは多くあります。
基本は、暮らしのあり方、「習慣」です。
手軽に、簡単に、美にも通じます^^

遺伝要素は自分で選択しえないものとしても、生活の仕方を自分で整えることはできると思いませんか?

繰り返しですが、

個人起業家が、日々のビジネス活動とともに免疫力UP+花粉症対策をしていくコツは、

 

◎習慣化

◎スケジューリング


詳しくはこちらを。

 

 


 

やっぱり大事!ストレスや疲労を避ける

いまや、免疫のしくみは、アレルギーのみでなく、がんや脳梗塞、アルツハイマー病などにも関わっていることが解明されつつあります。

しくみが解明され、その対策も具体的にわかってきました。
治療レベルでも解明が進んでいますが、予防レベルでは、やはりストレスや疲労を避けることが強調されています。

ストレスや疲労が無い、ということはあり得ないかもしれませんが、調整することは可能です。

体と心をいい状態に保つには、
佳き方向にこころをセットアップして、行動して習慣にしたり、時々に調整していくことが必要ですね。


これって、まさに個人起業家に大切なことではないでしょうか?

助けになるモノ・コトをうまく活用しつつ、
何かに頼り”すぎる”ことなく、それが無いと保てない、ということがない方がいいようにも思います。


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こんな風に考えて、個人起業の骨格づくり・筋力づくり・しくみづくりに伴走しています。