昨夜はサントリーで、コバケン 日フィルの東京定期を聴きました。

 

曲目はコダーイ《ガランタ舞曲》とオルフ《カルミナ・ブラーナ》。

 

楽しかった!

 

1曲目の《ガランタ》はロマの濃厚な音楽。

 

コバケンは遅いテンポで旋律をたっぷり歌う。

 

17分位の曲ですが、昨夜は20分超え。

 

この曲の後、20分の休憩を取るのが解せない。

 

休憩後はオルフの《カルミナ》。

 

ポピュラーな曲ですが、実演は意外と少ない。

 

最近聴いたのは、2021年11月のウルバンスキ 東響。

 

 

歌手は澤江衣里さん(S)、高橋淳さん(T)、萩原潤さん(Br)。

 

合唱は東京音大(児童合唱のパートも)。

 

プログラムとは別にA4サイズの歌詞対訳(三ヶ尻訳)を配布。

 

プログラムだと文字が小さいからという配慮でしょうけど、字幕にして欲しかった。

 

合唱団はP席4列にビッシリ(130人位か)。

 

25曲1時間超の大曲ながら、全然飽きない。

 

冒頭のフォルトゥナの歌から迫力十分。

 

リズミックな音楽にワクワクします。

 

第4曲は萩原さんのソロ。

 

硬さが感じられたけど、まずまず。

 

オケのみの第6曲はピッツィカートが元気がない。

 

第2部「酒場にて」からは俄然楽しくなります。

 

第11曲のバリトン・ソロは萩原さんが本領発揮。

 

張りのある声、キレのあるリズム。

 

そして、お待ちかねの第12曲の焼かれた白鳥の歌。

 

テノールの出番はこの1曲のみ。

 

高橋さんの嘆き節が楽しい!

 

第15曲の児童合唱パートは東京音大の女声が歌います。

 

違和感のない清純な歌でした。

 

ソプラノ・ソロは澤江さん。

 

この人の声は好み。

 

第17曲でも美しいコロラトゥーラを堪能しました。

 

第20曲はピアノの軽快なリズムに乗って、Veni, veni, veniasで始まる二重合唱。

 

極短いけど耳に残ります。

 

第21曲は天国的なソプラノ・ソロ。

 

澤江さんの歌に感動。

 

第22曲は派手で楽しく、《カルミナ》で一番好き。

 

カスタネットを伴って繰り返し歌われる、

 

Oh, oh, oh, totus floreo!

Iam amore virginali totus ardeo, 

novus, novus amore est, quo pereo.

 

がクセになります。

 

輝かしい第24曲の後、冒頭のフォルトゥナが回帰。

 

最後にコバケンの指揮について。

 

全曲暗譜。

 

いつもと違ったのは、コバケンの唸り声が聞こえなかったこと。

 

唸り声は煩いけど、全く聞こえないのも寂しいもの。

 

今日、もう一度聴きます。

 

今日も楽しみだ。

 


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