昨日はミューザで、ウルバンスキ 東響を聴きました。
曲目は、シマノフスキVn協1(w/弓新)とオルフ《カルミナ・ブラーナ》。
シマVn協1は好きな曲。
今年2月に熊倉 N響とファウストで聴いてます。
2018年9月にもラトル LSOとヤンセンで聴きました。
ソリストの弓さんは、北西ドイツ・フィルの第2コンマス(2020~)。
予想以上に上手い!
ファウストにもヤンセンにも、負けてない。
ウルバンスキの好サポートで、オケとの呼吸もピッタリ。
シマノフスキのVn協1、益々好きになりました。
後半は、オルフの《カルミナ・ブラーナ》。
久し振りの《カルミナ》。
オルフと言えば、ナチスに重用された作曲家として有名。
宣伝相ゲッベルスお気に入りの作曲家として厚遇を受け、《カルミナ》は大ヒット。
それなのに、戦後、ナチスとの関係を追及されると、関係を否定するだけでなく、陰で反ナチスの「白バラ」運動に関与していたと作り話までして言い逃れする始末。
この辺のことは、マイケル・ケイターが証言に基づいて詳しく検証しています。
ナチスとの関わりだけなら、ワーグナーもRSも似たようなものですけど、オルフという人は好きになれない。
まぁ、人格と音楽は別、ですけどね。
昨日の演奏は良かった。
ウルバンスキは暗譜で指揮。
オケもコンマスの水谷さんを始め、ノリノリ。
血沸き肉躍る、ゾクゾクする瞬間も多々。
合唱はP席に新国合唱団(48名)、2LA席に東京少年少女合唱隊(12名)。
人数こそ少ないですが、こちらも上手い。
ソリストの町さん(Br)、盛田さん(S)、彌勒さん(CT)はまずまず。
町さんは第11曲だけ暗譜で、酔っぱらいの演技をして歌い、これが一番良かった。
盛田さんの清澄な歌唱、出番は第12曲だけですが、彌勒さんのコミカルな歌唱も印象に残るもの。