What a Wonder-full World! -道玄坂で逢うならば-

What a Wonder-full World! -道玄坂で逢うならば-

シブヤの片隅から見える、不思議なコト、ステキなデキゴトなどなどを、シェフのきまぐれサラダ風にヌーカイヴ。

なお、「ヌーカイヴ」とは、「アーカイヴ」の親戚のようなモノです。

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 今日は、渋谷道玄坂にある、『ハーブと大豆を使った健康料理とアロマテラピー酸素バーの店』 というナンダカものすごそうなお店、『Herbean's(はーびあんず)』 に行ってまいりました。 カジキマグロのステーキ ランチ(950円)。


 

 食べ終わって、ぶらぶらと散歩していたら、ビックカメラ 渋谷ハチ公口店 のまえに人だかりが。


 ふだんであれば、人ごみは避けたいところですが、会社方面へ帰るのに、そこを通らなくてはいけなくて、仕方なく、人ごみをかき分けていきます。


 いったい、この人々は、なにを求めているのだろう? と、フト見てみますと、どうやら、大きなポスター型の来年のカレンダーを無料で配布しているからのようでした。


 台座の上に、カレンダーが積み重なってあって、「お一人様一枚まで」 と書いてあります。


 ふむ。 タダならもらっておこうか……と、クルクルまるめて、もらって帰りました。


 こういった、タダでいただけるモノって、当然ながら、お店のロゴがでかでかと書かれてあったりして、ほんとうは、あまり好きではないのですが。







 そうなのです、日本地図つき、のカレンダーなのでした。


 (じつは) 地図好きとしては、うれしいです。


(かなりたくさんおいてあったので、まだあまっていると思います。
もし、これから渋谷にお出かけになる用事があって、ご興味のあるかたは、ビックカメラにお立ち寄りになってみると、いいかも?)




 ――本当はね、地図をながめて、夢を馳せるよりは、そこへ行っちゃうほうが、ずっとイイ、と思うのですけれど。


 ひとまずは、この地図をながめて、遠くはなれたアノ人や、コノ人、ドノ人や、ソノ人、……などなどに思いを巡らせてみることにします。


 夢を見ることしか、できない。 夢でしか、会えない。 けれど、夢のなかでなら、わたしは、自由にあなたを思い描くことができる。 ……なんてね。




 ところで。 地図ポスターって、ドコに貼ったらイイのでしょうね。


 ベッドの真横の壁とかに貼ってあると、寝るまえにながめられるカナ? とか、


 PC のディスプレイの真後ろに貼れば、ネットサーフィン (死語) の合間に見られるカナ? とか、


 『書斎』、なんてモノがあれば、そこカナ、とか、


 やっぱり、トイレかねえ、


 ……なんて考えます。




 あなたは、地図を、どんなときに、どんなふうに、ながめますか?











The Everly Brothers
Cadence Classics: Their 20 Greatest Hits
(夢を見るだけ / All I Have to Do Is Dream 収録)

 今日は、


 渋谷 マーク・シティ 内の Sony Plaza (ソニー・プラザ. 通称ソニプラ. オンナノコ御用達の化粧品・雑貨類の専門店) に、ちょいと、買い物に寄りました。




 写真は、渋谷スペイン坂にある、オーガニック・カフェ 「BIOcafe」 のランチ (ほうれん草ときのこのおからキッシュ ランチプレート 1300円)。 うん、なんだか、健康になれそうなランチでした。 下の写真は、「イタリア塩の白シュー」。 塩っけがアクセントになっている……というか、そのまんま 『塩』 で、ぜんぜん甘くないので、男性によろこばれるのかも……?





 で、ソニー・プラザですが。 買い物をすると、ときどき、化粧品のサンプルなどをいただけます。


 今日は、ロ○アル (日本では、シャンプー・リンスでおなじみ?) から出たという、新製品の化粧水だか、美容液だか、なにやら、スキンケア用品の試供品が、もらえました。


 いつもならよろこんで使わせていただくのですが。 ロ○アルは、シャンプー・リンスのイメージが強くて、顔につけるのは憚れますね……。


 いえ、ちゃんとしたスキンケア専用の製品に決まっているし、たまたま ヘアケア製品のイメージが強いだけであって、以前からスキンケア製品も作っていたのでしょうけれど。 どうしてもイメージが染み付いてしまっていて。 なんとなく、リンスを顔にぬるような気持ちがして、一向に使う気が起きません。 イメージというものは、おそろしいものですね。




 ……そういえば、むかし。 キッコーマンから、「マンズ・ワイン」 というのが出たとき、やはり、イメージ的に、おしょうゆの会社が出したワインだから、おしょうゆの味のするワインなのじゃないか、なんて、童心に思ったものでしたが。

(さすがに今は、そんなふうには思いませんが)




 なにか、ある特定の分野で秀でてしまうと、その、出来上がってしまったイメージを覆すのは、フツウよりもずっと大変なのかもしれない。 なんてね。









Public Image Limited
Public Image


 今日は、ちょっと買い物で、おひるやすみに 東急ハンズ 渋谷店 へ行ってきました。


 ……で、みつけたのが、





 う~ん、いままでなかったんですね……。 ドラえもんファンにはタマラナイ商品なのでしょうか。


 どんなモノなのだろう? と思い、見に行ってみたのですが、想像していたより、ちっちゃかったでした。
(等身大のドラえもんを想像していました……。 無理?!)


 それにしても、どこに行っても、クリスマスの雰囲気いっぱいですね。





 ワタクシ、クリスマス商戦グッズを見かけると、つい必ずのようにチェックしてしまうことがあるのですが……


 それは、クリスマスを英語で短く表記したとき、



 Xmas



 か



 X'mas



 か……。




 ちょっとむかしは、「X'mas」 しか見かけなかったような気がするのですが、今では、半々くらいの割合で見かけるでしょうか。


 で、ホントのところをいうと、「X'mas」 はまちがいで、「Xmas」 が正しいのですよね。 Christmas の Christ (キリスト) にあたる部分を X という一文字で表現したので、なにも省略していないから、' (アポストロフィー) は要らないのですよね。


 でも、実際、わたしもそう表記したこと、ありましたっけ。 じつはまちがいだった、と知ったときはショックでした。


 ナンデ、「X'mas」 と表記するようになったんでしょうか。 まちがった認識がたまたま広まってしまった、ということなんでしょうか。


 日本人の、外国語ニガテ意識みたいなモノが如実に表面化した例でありましょうか。 (オオゲサ)




 「コミニュケーション」 とか。 (communication. 正しくは、「コミュニケーション」)


 「シュミレーション」 とか。 (simulation. 正しくは、「シミュレーション」) 


 「アボド」 とか。 (avocado. 正しくは、「アボド」、もっと正確には 「アヴォド」?)




 「マニフェスト」 だの 「コンセンサス」 だの 「インサイダー」 だの、カタカナ語があとからあとから氾濫する昨今。 きちんとした表記や使い方も憶えきれないまま、流されてしまうそう……。


 でも、まちがえないように気をつけるべきとは思いますが、まちがえていたとしても、それに気がついたら、正せばいいのですよね……?!




 ……で、東急ハンズさんのクリスマスの表記ですが……







 ちゃあんと、「XMAS」 となっておりました。 (ちゃんちゃん)












John Lennon
Shaved Fish / ジョン・レノンの軌跡
(Happy Christmas (War Is Over) 収録)

 今日のおひるは、イタリアン……、なんですかね。


 お店の肩書きみたいなものとして、Osteria E Bar (オステリア・エ・バール) ……と書いてあります。 イタリアン居酒屋ってことでしょうか。
(osteria はイタリア語で 「大衆食堂」 のような意。 bar は、そのままバーですよネ?)


 和製英語風にいうなら、「カジュアル・ダイニング」 みたいな意味でしょうか。


 さて。 その 『カジュアル・ダイニング』 のランチタイムへ出向いたわけですが。 なかなかどうして、カジュアルを謳っていながら(?)、雰囲気はステキでした。


 機会があれば、夜にも来てみて、イタリアン・ワインのボトルを開けながら、ピッツァなんかをつまんでみてもいいかも。 今の時期なら、牡蠣なんかも。 ……なんて期待をふくらませつつ、そのときは、パスタのランチを注文。 サラダ、パン、パスタ、飲み物がついて、980円也。 良心的なお値段ですね。


 お味のほうは……、良くも悪くも、フツウです。 可もなく、不可もなく。 値段と、「オステリア」 という肩書きに準じた、妥当な感じなのでしょうか……。


 そうそう、味以外のことで、一点、とても気になった (気に入った) ことがあって。


 ごく小さい音量で音楽がかかっていたのですが、それが、カントリーとか、ウェスタン・ミュージックとか、古~いスタイルのロックンロールとかだったんですよ。 もろ、私の好きな、アメリカン・ルーツ・ミュージックといったトコロをせめていて。 うれしいじゃないですか。 イタリアンなのに、ね……。


 店長の好みなのかしら。 じぶんが好きな音楽をかけていた……?


 ナンデなのかはおいといて。 こういった、フンイキ重視のお店って。 とりあえず、ジャズ (あるいはジャズ風の音楽) とか、オサレなカフェ・ミュージックみたいなモノとかをかけていることが多いような気がするので、なおさら、意外でした。


 いえ、ジャズも、いわゆるカフェ・ミュージックも、べつに嫌いではありません。 気に障るわけでもありません。 でも、『なんだかよくワカンナイけど、とりあえずかけとけ』 みたいな姿勢が見えたりすると、いちおう、音楽を聴き漁る日々を送っている者としては、「ああ、コダワリとかないのだろうな」 なんて思ってしまって。


 それでお店への評価が下がるわけではありませんが、決してプラスにはならないですね。


 ま、だれにでも好まれるような、小洒落た音楽をかけておけば、無難だというのもわかります。


 有線放送かなんかの、歌謡曲チャンネルっていうんですかね、いまどきなら、J-POP チャンネルっていうんですかね、そういうのがかかっているよりかは、ましかな、とも思いますし。 中途半端に古いヒット曲とか、食事するときにあまりにも合わないであろうという音楽とか、あまりにも偏ったジャンルだったりするよりは、いいかな、と。


 あと、ある特定のアーティストが延々と流れているのも、あまり好きではないかも……。 たとえ、それがビートルズであっても。 なんか気になっちゃうんですよね。 食事時だと。


 あまりにも強烈すぎない、でも、ふっとイメージの広がるような、心地よい音楽というのが理想なんですが。 (ワガママ?)


 食事中とかお茶の時間なんかに、ふいにじぶんの好きな曲や、好きなアーティストの作品を耳にすると、すごくうれしくなりますね。 思わぬ一瞬の、音楽との再会がとてもステキに思えたりして。 こういう偶然の出会い、のようなものは、『とりあえず』 『かけられている』 『フンイキモノ』 の音楽ではありえないのかな、なんて思ったりするのですよね。


 あとはね。 無音、がいいのかな、なんて思います。


 人々の会話する声、店員のかたたちが掛け合う言葉、食器の触れ合う音、ざわめき、どよめき、……そういったものたちが溶け合い、重なり合いながら、そのお店だけの 『オリジナル・ミュージック』 が生み出されるのかも? なんちて。




 あなたは、食事時の音楽って、どんなものがお好きですか?











ポール・オースター, 柴田 元幸, Paul Auster

偶然の音楽

 シブヤの話ではないのですけれど。


 深夜の、友人のライヴを観に行った帰り途のことでした。 中央線登り電車に乗り込んだ私は、扉付近のところに立って、そのときは一人だったので、読みかけの本に目を通していました。


 何駅目か過ぎたころ、ふっと、気が付くと、目の前に座っていたおばあちゃんが、わたしの顔を凝視するように見上げながら、ゆっくりと立ち上がりました。 そのおばあちゃんがそれまで、じっと、石のようにしずかに座っていたので、突然立ち上がったことにもおどろいたのですが、おばあちゃんの、その、まなざしに、わたしは、ほんの少し、どきりとしてしまいました。


 おばあちゃんは、おずおずと、「あの、ちょっと相談にのってもらいたいことがあるんですけど……」 と。


 ――いったい、なんでしょう。 まさか……、「ツボ、買ってください」 とかかしら……、なんて。


「じつは、急病人が出ましてね」


 ――えっ、と、おどろきつつも、「ツボ買って」 とか思ってしまったじぶんをひどく反省しながら、おばあちゃんのつづけることばを聞くと、


「浦和まで行きたいんですけど、東京まで行ってタクシーを拾ったほうが早いですかね、それとも新宿で降りてタクシーに乗ったほうがいいですかね、……」


 ――ああ、わたしは車に乗らないから、ワカラナイ……。 でも。 なんとなく、感覚的に、東京駅よりは、新宿駅のほうが浦和に近い気がする……。


「わたし、車に乗らないので、ちょっとわからないのですけれど……、でも、たぶん、東京まで行ってしまうと遠回りになってしまうと思うのですが……。 お役に立てなくて、すみません」


 おばあちゃんは、なぜか、ほっとしたような様子で、「ああ、そうですか。 ありがとうございました」 と言って、すとんと、席に腰を下ろされました。


 その後、妙に気になってしまって。 そういった方面に詳しそうで、その時間帯に気兼ねなく電話をかけられそうな友人に確認するため、電話をしました。 ……しかし、その友人は出ず。 何度目かの呼び出し音で、わたしは致し方なく、電話を切りました。


 そのうち電車は、わたしの降りる駅に到着。 ふと、おばあちゃんを見ると、やはりまた、石のようにじっと、しずかにうつむいています。 わたしは、「お気をつけて……」 と最後に声をかけました。 それくらいでした。 わたしが思いつくかぎりの、かけられる言葉は。


 電車を降り、吹きすさぶような木枯らしに首をすくめ、帰路を急ぎながら、おばあちゃんが無事に、早く、ご病気のかたのところに着けるといいな、なんて考えました。


 ……といいつつも、食事もせずにライヴを観ていたので、おなかがすいていたことを思い出し、途中、仕方なくコンビニに寄ることに。


 コンビニって、あまり行かないのですが、たまに行くと、うわあ、なに買おうかなあ……なんて、夢ふくらみますね。 あれやこれやとさんざん迷ってから、涙をのんで厳選した (オオゲサ) 品物をもってレジに並びます。


 しばしお会計を待ち、いざ、わたしの順番が来たところで、突如、わたしのうしろに並んでいた人がずいっとわたしを押しのけるようにして、週刊漫画雑誌のようなものを出し、


「すいません、時間ないんで、先いいですか?」


 と言い、お金を店員さんに渡して、そのまま去っていってしまいました。


 あまりに突然で、あまりにも強引で、あまりにも一瞬のことに、ことばを失いそうになりましたが、その後姿に向かって、思わず、




「つーか、時間がないっつって、漫画読むのかょっ!」




 と叫んでしまいましたね……。 ええ、コントなみに。 すぐにはっとわれに返り、あら、ワタシったら、オホホ、とか思いましたけれど。


 その人は、一瞬、ピクリとした (ような感じ) だったものの、そのまま去っていってしまいましたが。


 店員さんとか、他に並んでいた人などは、笑っていましたね……。


 それはそうだ、と、われながら思います。 時間がないのは、みんないっしょなのだ、と。 時間は、だれにとっても、平等なのだ、と。


 アナタは特別なの? アナタだけが? その漫画を今すぐ読まないと、死んじゃうの? それとも、病に倒れたあの子の元へ駆けつけるのに、その漫画をすぐに持っていかなきゃいけないの? ……そんな、バカな。


 時間が、砂のようにさらさらと流れていくのを、刻一刻とむねにきざむように、じっと、石のようにうつむきながら、電車の座席にすわっていた、おばあちゃん。


 かたや、「時間がない」 と言って、ほんの数十秒くらいの時間を惜しんで、人をおしのけて漫画を買う、男性。


 一晩の、短い時間のなかでに出逢った、人たち。




 人生、いろいろ。 人も、いろいろ。 出逢いだって、いろいろ…………。 なんてね。










ビリー・ホリデイ
奇妙な果実 / Strange Fruit
(時の過ぎ行くまま / As Time Goes By 収録)

 今日、おひるに行ったのは、ヴェトナム料理のお店。


 ヴェトナム料理、大好きなんですよ。 『フォー』 とかね、『生春巻き』、青パパイヤのサラダとか、えびのすり身のトーストとか。 『はす茶』 も好き。 ヴェトナム・コーヒーは、あんまり……。 コンデンスド・ミルクをたっぷり入れるのがヴェトナム流のよう(?)なのですが。 私は、コーヒーはブラックが好きです……。


 さて、このお店、渋谷 PARCO にも支店があるそうなのですが。 散歩がてら、あえて遠出をして代官山店 へ。 いわゆる閑静な住宅街にポツンとある、『隠れ家的』 お店といった感じ?


 いざ到着し、注文、ですが。 初めてのお店だし、遠出してしまったので、一番お手軽 かつ すぐに出てきそうな、平日限定 「ビジネス・ランチ・セット」 (980円) なるものを。


 生春巻き、メイン料理、ジャスミン茶、デザートがつきます。 メインは、フォー (お米の麺の汁そば) 四種のうちいずれかか、チャーハン。 ここは、迷わずフォーで。 海鮮、魚、鶏肉、牛肉……とあるなかの、『海鮮』 にしてみました。


(本当はね、フォーに一番合うのは鶏肉じゃないか、と強く信じているのですけどね。 ただいま、肉断ち中なので……)


 そのうち、まさに、二人組の 『ビジネス・マン』 がご来店。 私の隣のテーブルに着席されました。


 やっぱり 『ビジネス・ランチ』 を頼むのかしら? と思いつつ、耳をそばだてていると、どうやら、まさしくそのご様子。


 若い方の人が、お店の人に、「海鮮のフォーと、魚のフォーって、どうちがうんですか」 と、たずねる声が聞こえてきました。


 ――どう、って、そりゃあ、海鮮のフォーは海鮮 (海の幸~) が入っていて、魚のフォーは魚が入ってるに決まってんじゃん、と、ココロのなかでつぶやくワタシ。


 お店のかた (おそらく日本人ではナイ) は、いきなりふられて、きょとんとしながら、「エ? エエ、海鮮ハ seafood デス。 魚ハ、魚デス」 と返事。


「え? でも、魚もシーフードですよね? いったいどうちがうんですか?」


「海鮮ハ、cuttlefish (イカ)、shrimp (海老)、デス。 魚は、fish デス……」 ――ツタナイ英語 & 日本語で、いっしょうけんめい、説明する店員さん。


「え? じゃあ、海鮮には、魚は入ってないの? 海鮮なのに?」 ――それでも、しつこく、たずねるビジネス・マン……。 でも、結局、「ん~、じゃあ、鶏肉で!」


 ――って、さんざん訊いといて、鶏肉かよっ! と、ココロのなかでツッコむワタシ……。





 「海鮮」 と 「魚」 のちがい、なんて。 ちょっと考えればわかりそうなものなのに。 あえて、「海鮮」 と 「魚」にわけてあるのなら、「魚」 には 「魚」 のみ、「海鮮」 には 「魚」 以外の海の幸 (もしくは、魚を含む海の幸) が……って、私はすぐにそうだと想像しましたけれど。 ……っていうか、そこまでコダワルことかしら? というのが正直な感想……。


(『マグロ丼』 と 『海鮮丼』 のちがいみたいなモノですかねえ? 『マグロ…』 には、鮪のみ。 『海鮮…』 には、いろいろ入っていますね)


(『ヌード』 と 『ヘアヌード』 のちがいみたいなモノ?! ヌードはヌードだけだけど、ヘアヌードには…… (略) )




 こういう人って、たとえば、私が 「肉を食べない」 と言うと、「え? じゃあ、魚も食べないわけ? 魚だって肉だよね? それから、スープとかで、肉から出汁をとったものはどうなるわけ?」 とか訊いてくるのかしら……。


 私が、「菜食主義者です」 と言えば、動物性たんぱく (肉、魚、卵、乳製品など) は一切口にしないということになるだろうけれど、わざわざ 「肉は食べない」 と言っているのだから、「肉」 (meet) のみを控えているとわかってくれそうなものだ、とか勝手に期待しているのですけれどね。 すぐにそれとはわからなくても、私がそうだと説明すれば、そうなのかと納得してくれるのを期待していますが。 さっき店員さんにたずねていたみたいに、しつこく訊いてきたりするかしら……。 「なんで魚は良くて、肉はだめなわけ?」 とかって……。 イヤ~ン。




 こういう、想像力の乏しい人がカレシでなくて、良かったワ……と思いながら、海鮮のフォーをおいしくいただく、ランチタイムでございました。




(今日は、ちょっぴり毒舌でお届けしました。 ……それはいつもかも???)











ワーナー・ホーム・ビデオ
存在の耐えられない軽さ

 今日のおひるは、Bunkamuraドゥ・マゴ・パリ 渋谷店 へ行ってみました。


 勝手がよくわからないので、なんとなく、手ごろそうな、パスタランチを注文してみました。


 籠いっぱいのパン、スープ (この日はクラム・チャウダーでした)、メインのパスタ (サーモンといくらのバルサミコソースだったかな? 『親子』 パスタですね :) )、そして、飲み物とデザート付きで、1000円でした。 かなりおトクな感じ……。


 フランスパンがとってもおいしかったのが印象に残っています。 外側がバリッとして、中がしっとり。 豊かな小麦の香りがひろがって、これだけでいくらでも食べられそうな気がしました。


 ランチタイムという、限られた時間のなかで、たったひとつでも、これはという感動的なおいしさ (オオゲサ) に出逢えると、思いがけぬ幸福感に満たされますね。 ああ、至福のひととき……。


 食後の紅茶を飲みながら、そういえば、パリの本店のほうは、たしか、ヴェルレーヌやランボーなどが通っていたのではなかったか、と思い出します。


 そんなお店の支店にいるというだけで、漂う文学の香りに、われ知らず、晩秋の物憂さをたたえるソネット (十四行詩) があふれ出しだします…………。





 ……って、そんなわけはなく。


 店内には、子連れのかたとかいらして。


 オコサマが、ずーっと、「おれんじじゅうす~、おれんじじゅうす~」 と叫んでいましたっけ。


(そんなにオレンジ・ジュースが飲みたかったのか……)


 そんなこんなありつつも、渋谷に勤めだしてから早や四ヶ月経ちますが、まだ 『一度も同じお店に入っていない』 私の、『また行ってみたいお店リスト』 に加えられたのでした。


 ま、今度は、ひとりではなく。 あの人と、二人で……。 (なんてね)










Doris Day
Tea for Two/Lullaby of Broadway

 やってきました、水曜日。


(水曜日は 『レディース・デー』 で、女性は1000円で映画が観られる)


 観てきたのは、『チャーリーとチョコレート工場』


 ずっと評判だったこの作品。 きっと混んでいるのだろうな、と、敬遠していたのですが。


 今日は、予定も入らなかったし、残業もないし。 観られるときに観ておかなくては、ということで。




 写真は、映画前の食事。 渋谷センター街奥の 『Cafe MIRAC』 にて。 つけ麺がおいしいそうです。 でも、頼んだのは、「イカのチリソース煮」。 「エビチリ」 は食べたことがあるけれど、「イカチリ」 はないなあ、と思ったので。




 で、映画ですが。


(以下、ネタバレを含みます!)


 拾ったお金を使っちゃう、とかね、ウォンカ氏の厭世ぶりにいまいち説得力がなかったり、とかね、ちょっと気になる点はありましたが、総合的にはおもしろかったです。


(ウンパ・ルンパ族、サイコウ! 歌も Good! )


 それから、子役のかたがたのこわいくらいの演技力には、ほんとうに感心させられますね。世界には、すごい子どもたちがいるんだなあ、なんて。


(日本の子どもがダメってことではないのですけれど)


 で、ワタクシ、映画を観に行くと、なるべくプログラムを買って帰ることにしているのですが。


 ちょっと前に、『ボブ・ディランの頭の中』 (原題:Masked and Anonymous) を観に行ったとき、やはりプログラムを買ったのですけれど、楽しみに見てみたら、なんというか、とりあえずの間に合わせで作ったような、テキトウなものだったので、非常にがっかりしてしまった……ということがありまして。


 ちゃんと中身を見てから買おうかな、と思ったのですが。


 サンプルを見ている人がすでにいたので、待ちます。 ……じっと待ちます。 ……さらに待ちます。




 えーっと……、サンプルをずーーーっと、『読んで』 いる人って……、なんなんでしょうね。


 『見本』 なんて、あくまでドンナカンジなのか、目を通してみるためのもののような気がするんですが。


 サンプルを握りしめたまま、




「へえ~、あの子、○○にも出てたんだ~」


「え~、そうなの~?」


「おれ、○○も観たいから、今度いっしょに観ようよ」


「そうだね~」


「あ、そういえばさあ~、……」




 なんて、世間話しているのなら、ソレ、早く見させてくれないかしら……、なんて思ってしまったのでした。


 まあ、人それぞれですから。 仕方がないのですけれど。




 そんなこんなありつつも、映画には、総合的に満足でしたので、良い一日でした。


(平日の夜、映画を観て帰れる、なんて。 それだけでも、贅沢なこと、なのかもしれない……ってね。 ココロにもゆとりがほしいものであります)













ロアルド・ダール, クェンティン・ブレイク, 柳瀬 尚紀
チョコレート工場の秘密 ロアルド・ダールコレクション 2




Danny Elfman, Rick Wentworth, Danny Elfman
Charlie and the Chocolate Factory [Original Motion Picture Soundtrack]

 今日は、水曜日。女性には、うれしい日。


(水曜日は、『レディース・デー』 と称して、1000円で観覧できる映画館がある)


 なにも予定がなくって、残業もしないで済んだので、ひさしぶりにレディース・デーをマンキツできました。




 写真は、映画前に軽くおなかに入れておこうと立ち寄った、渋谷 マーク・シティ 内の 『アルファ・カーメル』 のケーキ (アール・グレイのシフォン)。




 で、観たのは、『シン・シティー』


(以下、ネタバレを含みます!)


 モノクロームを基調に、赤や黄色、緑などの原色を効果的に配した映像が、とても鮮烈でした。 ロバート・ロドリゲスって、こんなに 『スタイリッシュ』 な映像が撮れるのだな、と、ちょっと意外。


 それから、登場人物の女性がみな、美しく魅力的でした。


 イイオンナがあつまるところには、イイオトコもあつまるようで。 ミッキー・ローク (『醜男』 の役でしたが)、ブルース・ウィリス、ケヴィン・オーウェン、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハートネット、イライジャ・ウッド……。みな、タイプはちがいますが、ステキでした。


 ああ、もしかすると逆で、イイオトコが揃っていたから、イイオンナもわらわらとやってきたのかもしれない。 なんてね。 もちろん、原作の魅力も、大いにある、だろう。 原作にえがかれたオトコたち、オンナたちが魅力的だから、ね。


 イイオトコと、イイオンナは、おたがいに呼び寄せあうのか。




 イイオンナ、になりたいですね。 イイオンナ、でありたいですね。










Frank Miller, Mike Richardson

Frank Miller's Sin City: El Duro Adios/the Hard Goodbye (Sin City)

Frank Miller

Frank Miller's Sin City: That Yellow Bastard 2nd Edition

Frank Miller
Frank Miller's Sin City: The Big Fat Kill (Frank Miller's Sin City)



Sin City [Original Motion Picture Soundtrack]