問題児の親の本音 | 問題児のママになりました

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ひたすらヨガだけやって来た人が、ママになったら子供が大の問題児だったお話

小学2年生の大問題児を育てています。

 

毎日毎日、性懲りもなく息子は何か事件を起こしています。

だから書きたいネタは山ほど。

 

でも、あちらこちらでファイヤーしている問題の鎮火に走らなければならない私は、日々の出動に手いっぱいです。

文字を打ち込む余力が無く一日が終わってしまいます。

 

あぁ、頭の中にある事が、常にキレイな形で文字に反映される装置があれば良いのに。

あくまでキレイな形に変換されるすご技装置に限るのだけど。

 

今日はそんな問題児の母である私の本音。

 

 

  息子を学校に行かせたくない

 

昨今、不登校児が急増している問題がよく取り上げられています。

特に小学生の不登校がうなぎのぼりだとか。

 

お子さんが学校に行きたがらなくなった時、多くの親は「学校に行って欲しい」と思うのものだと思います。

最初から「行っても行かなくてもいいじゃない~♪」と思える方は極少数でしょう。

 

そんな中、毎日元気に登校する息子を学校に送り出す私の本音、それは

 

 

 
学校に行って欲しくない

 

 

いや、もちろん、もっともっと奥の本心では、学校に行って欲しいのですよ。

多くのお子さん達のように、日々トラブルなく通えるのであれば、通って欲しいのです。

 

でも、息子は大の問題児です。

小さな学校の中、息子が知らない生徒は多数いれど、息子を知らない生徒は少ないような状況です。

 

彼が一歩歩けば何かが起こる、そんな危険人物なのです。

 

だから、問題を起こされるくらいだったら学校に行ってほしくない…と言うのが本音なのです。

 

 

  家にいて欲しいわけでもない

 

とは言え、家にいて欲しいわけではもちろんありません。

 

私も家の事やお仕事や色々とやる事があります。

常に息子の相手はしていられません。

 

でも息子は、未だ常に相手にして欲しいタイプです。

 

「ねぇねぇ、おかあさん!」

「ねぇねぇ、おかあさん!」

「ねぇねぇ、おかあさん!」

「ねぇねぇ、おかあさん!」

「ねぇねぇ、おかあさん!」

「ねぇねぇ、おかあさん!」

「ねぇねぇ、おかあさん!」

「ねぇねぇ、おかあさん!」

 

家にいたら永遠に続きます。

 

そして息子は偏食大食い男です。

毎日彼のお昼の準備をするだけでも一苦労。

 

我が家には家に常駐する偏食我が儘大王という名の男の人がもう一人いて(主人の事)、そのニーズを汲み取ったお昼ご飯を用意するだけでも毎日本当に骨が折れると言うのに。

 

基本的に同じ物を食べない二人の食事を日々用意するなんて、考えたくありません。

 

ましてや、私に彼のお勉強を見るなんておそらく出来ないので、ホームスクーリングは難しそうです。

 

そして我が家にはもう一人、常に不登校になりたがっている年長の幼稚園児がいます。

問題兄が学校に行かないとなれば、これ幸いと自分も幼稚園に行かないと大騒ぎするのが目に見えています。

 

となると、毎日3人分の昼食を用意しなくてはならず、私の人生はおさんどんで日が暮れ、彼が学校に行かないとそれはそれで我が家の(私の?)一大事になってしまいます。

 

 

  息子は学校に行きたい

当該の問題息子は、なんと学校に行きたいのです。

 

イラッ

学校なんて行きたくない!

彼は常にそうのたまっています。

 

けれど、朝になると、直前まで↑のように管を巻いていたとしても、さっと準備をして誰よりも早く学校に到着しようと張り切って出かけます。

 

ゲラゲラ

一番に行きたい~!

 

 

え?なんで??

学校なんてギリギリに行くものじゃないの…?

 

優等生とは程遠い人生を歩んできた父と母の常識は、学校はギリギリに行くもの、です。

 

あんなに日々問題を起こすと言うのにも関わらず、授業なんて受けたくなくてたまらないと言うのにも関わらず、息子は何故か学校に行きたいのです。

 

 

  息子はなんだか気にされる人

 

息子が学校に行きたい理由、それは、なんだかんだで楽しいからです。

 

それだけ問題を起こし続ける息子です。

息子の事を嫌いな子ももちろんいます。

怖いと怯えている子もいるらしいです。

 

が、でも何故か、本当に何故か、彼はクラスの厄介者ではありますが、嫌われ者ではないらしいのです。

 

一年時の担任

息子くんは人を惹きつける魅力のある子です。

いつも彼の周りには人が集まっています。

 

息子に人を惹きつける魅力があるかは分かりませんが、とりあえず、確かに息子、みんなに嫌われて独りぼっちと言う状況ではありません。

 

私は通常より大分多く学校に足を運んでいますが、基本的に楽しそうに誰かといますし、よく話しかけられています。

 

とある参観の時なんて、恐らく息子の噂をご存じないお父様、クラスメイトの大半が

 

「あ~、息子くんが〇〇した~~ギャハハ」

「息子くんが、××だ~~」

「ねー、見てみて、息子くん今△△~~」

 

と息子のやる事で大笑いして常に名前を呼ばれているのを見て勘違いを起こした程です。

 

クラスメイトのお父様

随分人気者な子がいるんだなぁ~

 

私はその発言を隣で聞いていて、ギョッとして思わずそのお父様を見てしまいました。

すごい顔をしていたと思います。

 

 

  保護者に嫌われている息子

 

たくさん問題を起こしても、現時点では子供たちからは嫌われきってはいない息子ですが、保護者の方々からは盛大に嫌われております。

 

色々なご家庭で「息子くんとは遊んではいけません」「息子くんとは一緒に帰ってはいけません」「息子くんには近づいてはいけません」とご指導されています。

 

本当に問題ばかり起こす息子ですので、各ご家庭でそうおっしゃられるのは当然の事と思っています。

 

もちろん、どんなに問題児であろうとも、私にとっては可愛い息子です。

忌み嫌われる存在になるのは悲しくてたまりません。

 

けれど、本人の暴言や暴力により、お相手を盛大に傷つけてしまう事があるのだから、そんな危険人物に大切な我が子を近づけさせたくない保護者の方の気持ちは痛いほど分かります。

 

だから、息子が問題児である以上、息子やその親である私が避けられるべき存在である事は理解も受け入れもしています。

 

 

  子供たちから嫌われてみたら…?

 

そして正直、一度みんなから盛大に嫌われて、独りぼっちになってみたらいいのに。

とも思っています。

 

幼稚園の頃から、どんなにトラブルを起こしても、お相手を傷つけても、何故かお友達と遊んでいる息子。

 

息子を嫌って避ける子は、そもそも息子の眼中になく、遊びたいとも思っていない相手ばかりなので嫌われても息子は痛くも痒くも無いのです。

そうでなく、息子が好きなタイプの子から盛大に嫌われまくったら、息子の大きな切っ掛けになると思うのに。

 

親にはダメって言われているんだけど、俺は息子くんとちょっと遊びたいんだよね~

 

先日お友達トラブルがあった際に、先生がお相手に聞き取りをしてお相手の子が言った台詞です。

 

今までのところ、何をしたとしても結果お相手の子から許さてしまっている事が本当に良くないと思っています。

息子からしたら、お友達にさえ嫌われなければ保護者に嫌われて関係ないでしょうし。

 

自分の子が嫌われたらいいなんて思っているの、問題児の親の他にはいないでしょう。

 

 

  やっぱり学校には行ってほしくない

 

 

そんなこんな、私は今の学校に変わる、息子にちょうどいい通い場所があればすぐにでも行先を変えたいのが本音です。

 

とは言え、ここはプチ田舎。

一年生の時からずっと探していますが、そんなところ見つかりません。

 

ましてや我が家、少し前から破産の危機を抱えていて、見つかったところですぐに行先変更が出来る余裕も無さそうです。

 

息子本人が本心から行きたがっていないのなら良いのですが、本人が行きたがっているのに無理やり行かせないのは何だか違う気がして、今日も今日とて釈然としない気持ちを抱えながら、息子を学校に送り出す私です。

 

そこにはハレバレとした気持ちはなく、「また何かしでかすのではないか…」と言う恐怖心しかありません。

 

だから私の本音はやっぱり学校には行ってほしくない。

 

でも、行かない先の状況をリアルに想像できない今は、黙って登下校を見守るのでした。