思わず泣きそうになった個人面談 | 問題児のママになりました

問題児のママになりました

ひたすらヨガだけやって来た人が、ママになったら子供が大の問題児だったお話

小学2年生の大問題児を育てています。

 

息子の通う小学校では、現在個人面談ウィークです。

一人15分ずつの持ち時間。

 

問題息子を抱える私は、4月・5月と通常とは別に、担任の先生と個人面談を行っています。

いつも1時間でも足りないくらい話があります。

 

今回、私の順番は2番目。

後に3人控えています。

 

最後じゃなくて大丈夫なのか??との不安もありつつ、とてもデキル先生なので時間内に収めてくるのか??等と思いながら伺いました。

 

 

  個人面談:学習面

 

まず、学習面のお話から始まり、色々伺います。

もちろん、問題息子の面談です。

良い話なんて基本的に微塵もありません。

 

現在の問題点を共有すべく、目の前の課題について教えて頂きます。

 

息子、1年生の頃には学習に対する意欲がほとんどありませんでした。

 

 

何故、幼稚園と小学校でこんなにガラッと生活が変わってしまうのか?

 

 

その納得がいかず、腹を立て、明らかに反抗していました。

そして、授業には参加しないのが彼の基本スタイルになっていました。

 

それが2年生になってから、先生の指導力・新しいクラスメイト・そして本人の少しの意識の変化で授業に参加する事が格段に増えたのです。

それはそれは、大変喜ばしい出来事です。

 

喜ばしい出来事なのですが……彼が授業を受けるようになった事で、また新しい問題が勃発しています。

 

  • 自分ばかり発言したがる
  • 先生があててくれないと怒る
  • クラスメイトの意見が自分と違う場合にかなり強く否定する
  • 計算や発言がのんびりな子や声が聞こえない子にイライラして罵る

などなど。

 

確かに、授業を受けているからこそなので、息子だけにフォーカスをあてたら、これも成長です。

けれどこんな迷惑行為、周りの子からしたらたまったもんじゃありません。

 

早急になんとかしたいところです。

 

先生

今まで【みんなで授業を受ける】経験をして来なかったので、今それを学んでいると言う感じです。
根気よく指導します。

先生には本当にご苦労をおかけしています。感謝。

 

1年生の時に今の担任の先生だったら、あの一年間でもっと成長してたかなぁと、ふと思ってしまう事もあります。

でも1年生の時に今の担任の先生だったら、息子は学校に行っていなかったかもしれません。

 

1年生の時の担任の先生は、大人嫌いな息子が唯一大好きと言う、息子にとって特別な人です。

そんな担任の先生の元で、自分の意志をある程度通せた一年間があったからこそ、今の担任の先生の厳しいご指導の元でも学校に通えている気もします。

きっと全ては必然ですね。

 

そして、その話も踏まえ、1学期の成績表のお話になりました。

 

そこで、先生から驚きの提案をされる事になったのです。

この件はまた別の機会に詳しく書けたらと思うのですが、先生自身も教員になって初めての事らしいです。

 

 

  個人面談:生活面

 

その後、生活面?行動面?の問題点についてのお話です。

これまた現在の問題点を共有すべく、山のような課題をお話頂きます。

 

その時、先生が「もう、多くの方の面談が終わっているんですけど」と言う前置きと共に、こんなお話をなされました。

 

先生

 

怪我をする程の大事件とかでなければ、
息子くんの成長も大きな目で見守って下さる考えの保護者さんが多くいらっしゃいました。

私は正直驚きました。

 

実は昨年、1年生の頃は真逆の事態になっていたからです。

 

 

    
息子やその家族と親しくしてはいけない。
もし親しくしたら、親しくしたママをいじめる。

 

 

というママの集団があったのです。

あった、と言うか今でもあります。

 

問題息子を育てる私は、ママ繋がりがほとんどありません。

確実にそのメンバーを数人は知っていますが、どれくらいの規模の方がその集団にいるのかは全く見当がついていませんでした。

小さな小学校ですので、大半のお母さまがその仲間である可能性も考えていたのです。

 

2年生になり、確実にその集団に入っているママのお子さんとは皆、クラスが離れました。

それもあってだと思いますが、先生のお話には大変驚き、保護者の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

今、多少なりとも寛容に接して頂いているこの2年生の間に、なんとか、なんとか、大問題児からプチ問題児くらいまでに成長してもらえるように親として尽力しようとココロを引き締めました。

 

 

  思わず泣きそうになった、保護者の言葉

先生

Yくんのママはお話した事ありますか?

 

唐突に先生がおっしゃいました。

 

Yくんはこの時登場している同じクラスの男の子です。

 

真顔

ご挨拶をした事がある程度です。

 

 

私は、先生から伝えられたYくんのママのお言葉に、思わず涙が出そうになりました。

 

Yくんのママは、息子の事を理解したいと思っているとおっしゃって下さったそうです。

 

Yくん自身は息子の事を嫌だとか嫌いという感情は全くなく、息子が時々する【行動】を嫌だと感じている。

親が大変なのも分かるし、YくんやYくんのママが息子を理解することで、どんな対応をしたら良いかなども分かるから、と。

 

 

本当に、不覚にも涙が出そうになりました。悲しい

 

先生に理解のある方が多かったと伝えられて、それもとても有り難かったのですが、先生の手前、表面上理解のあるような事を言う方もいないとは言えません。

実は全く別の事を考えている方がいたとしても、おかしい事ではないと思います。

 

でも、自ら息子の事を理解したいとおっしゃって下さるのは、本当にそうゆう考えが無いと出来ない事です。

 

かなりの問題を抱えている他人の子供の成長も一緒に待って下さるおココロのある方がいらっしゃる事に、ただただ感激致しました。

 

私自身はと言えば、普通とはかけ離れ、かなり右斜め上を行っている子育てをしている身です。

元々一般とは少しずれたヨガ的思考の持ち主な上に、特殊な子育てをしているのがプラスされ、子育てについてや、他の子供たちに対する考えや捉え方が大幅に平均とはズレています。

 

息子が小学校に入学してから本当に色々な事がありまして、色々なお子さんに出会いました。

 

下校時に癇癪を起して、道端で30分寝ころんで動かなくなる子に付き合ってみたり(息子ではない)、テンションの上がった子に当時年中の娘が突然グーパンチを食らわされたり(息子ではない)、まぁ、書ききれないくらい、色々と息子以外の子の問題行動にも遭遇しています。

 

その都度私は、怒ったりうんざりしたりは皆無で「この子の事を理解してあげられたら、もっと適した対応ができるのになぁ…」と相手を理解したいと思っていました。

 

これは私の思考の下地と、問題息子を育てているからこそ養われている感情であって、自分の子供に非が無い被害にあったとしても、全く相手のお子さんに対してマイナスに思わないのは本当に特殊なものだと捉えています。

もちろん、命に係わるような事とか、入院する程の大けがになるとかでしたら、今とは違う感情が生まれると思いますけど。

 

実際、ネットには迷惑系な子供の被害にあった親御さんの書き込みが多数あります。

当たり前ですが、そのどれも批判的で・怒りに満ちています。

それは至極当然な事で、迷惑系の子供は自分の身近からはいなくなって欲しいと感じるのが本音でしょう。

 

以前、偶然見た岡田斗司夫さんのyoutubeでも

 

 

 
人に迷惑をかけるタイプの子供は、家から出さないのがいい

 

 

と言うような事をおっしゃっていました。

 

迷惑系を育てている親からすると、「それはちょっと出来ません…」になるとは思いますが、世間の本心の代弁だと捉えています。

 

それがあって、私はYくんのママから「理解したい」と言うフレーズが出た事に驚きと共に泣きそうになったのです。

「理解したい」というフレーズは、本当に子供の発達に関心と理解がある方からしか出ない言葉だと感じるからです。

 

 

 

そんなこんな、私の個人面談は結局、本来の持ち時間の2倍!30分かかってしまいました。

丸々お1人分の時間延長してしまったので、後ろの方が押せ押せになってしまい、申し訳ない事極まりない。

本当にごめんなさい泣き笑い

 

今回の個人面談では、今年のクラスと担任の先生にココロから感謝しました。

 

どうか、そんな優しいココロを持ってらっしゃる皆さまに極力ご迷惑をおかけする事が無いように、私に出来る事は、日々の取り組みを頑張る事ですね。

 

色々試行錯誤している日々の取り組みの記録もしたいと思っているこのブログですが、なかなかそこまで手が回らずいます。

 

全てに感謝。