2月」12日
関東ふれあいの道 こちら
前回の栃木編コース16は目の手術後なのでお休みし、久しぶりに皆さんにお会いした。皆さんのあふれんばかりのエネルギーを貰っての歩きとなった
メンバー11名
このコースは真岡鉄道の真岡線の下久田(くげた)駅を起点にし、終点の真岡(もおか)駅までの16.2kmの歩きである。
久下田駅から歩き出し 五行川を渡ると慈覚大師開山と言われる天台宗の「長栄寺」がある。
筑波山を見ながらハウスが建ち並ぶのどかな田園地帯を歩く。さらに歩いて行くと「鹿古墳群」がある。
北関東自動車道路の下をぐるり田園地帯を歩くと先方に親鸞上人によて建立したいわれる「高田山専修寺(たかださんせんじゅうじ)」の周りの寺の森が見える。
二つの寺の間を行くと境内全体が国の史跡に指定されている「高田山専修寺」に着く。
高田山専修寺を抜けて 国道294号線を真岡市街地に向かって北に歩く。国道右側に 二宮金次郎の墓城「蓮城院」 がある。そこを右に曲がり少し行くと「 二宮尊徳≪金次郎)」の資料館その奥に 「桜町二宮神社」 「桜町陣屋跡」がある。
桜町陣屋跡をでて歩くと右手にこんもりした丘の様な森がある、磯山
である。またハウスが建ち並ぶ田園風が続く中を歩き、
五行川サイクリングロードに着く。川の流れを楽しみ五行川の田町橋を渡って真岡市街地に入り真岡駅に着く。
起点
久下田駅 8:40 久下田駅前に関東ふれあいの案内板
久下田駅を出て住宅地の間を歩くと
外灯に 背に荷をを背負って本を読む 二宮金次郎似せの人形ある。
この地は二宮尊徳(金次郎)が偉業を成し遂げたゆかりの地
長栄治寺 楼門 9:10
五行川を渡ると間もなく 広い所に門だけが建っている
そばに近づくと門の内側に暮石が並んでる墓があった。
筑波山を見ながらイチゴ栽培のハウスが建ち並ぶ畑がある
両側畑の中の道を歩くメンバー
筑波山とイチゴハウス
鹿古墳群 9:32
鳥居の奥の森が古墳群
檜並木の中神社がある
お会いした地元の人の話だと昨日2月11日に祭で賑わったとか
狛犬が親子で? 面白いと思った
長栄寺4,7km 専修寺1,6kmの標識10:53
北関東自動車の下をくぐり 後ろを振り返ってみる
前方に寺らしき屋根が見えて来た
ここで
近くに山もない田園地帯をリックを背負って歩いてる我々グループを
奇妙に思ったのか 後ろから歩いて来た男性が「なんの団体ですか」
と聞いて来た。「関東ふれあいのみちの栃木県を歩き今日は 久下田駅から歩いて、これから高田専修寺を今目指している。群馬から来たです」と言うと「私の先祖が千葉から800年前この地にきて高田専修寺に墓があるです」と言って「それではご苦労さんです、私はこちらに行きます」と言い引き返していった
地元の人の話を聞くメンバー
高田専修寺近くに来ると さっきお会いした地元の男性がいつの間にか来て専修寺を案内して下さると申し出て下さった。
その方の話だと ここは四つ寺があったのだが今は三つ残っている
二つ並ぶ寺の間を行くと奥に高田山専修寺がある
高田山専修寺11:20~12:05
親鸞聖人は浄土真宗の宋祖と言われ、親鸞聖人が1226年建立した唯一の寺。「親鸞聖人の宗教遺跡」として国の史跡に指定されている
境内に
専修寺の説明版と関東ふれあいの道の石標があった
涅槃像
境内に入って先ず涅槃像に合掌し礼拝しました。
拝観していると あまりにも神々しく 呼吸が止まるほどでした。
写真を撮るのは申し訳ないような気分になりました:::が
境内のベンチで昼食休みをするメンバー
お寺さんで休息が出来てとても幸せな気分になった
御影堂 鼓楼
親鸞聖人を祀る建物
1743年建立 1846年建立
山門(楼門) と 如来堂をベンチから見る
庭に雪がまだあった
如来堂 山門(楼門)
元禄年間1688~1703建立
総門
茅葺屋根の上に苔が生えてその当時がしのばれる
柱は親鸞聖人が建立した当時のものとされている
樹齢800年 親鸞聖人お手植えケヤキと言われている
ケヤキの幹にこぶが出来ている
高田山専修寺の総門を出て 寺を回り込むように北に歩くと
関東ふれあいの道の標識があった 12:19
桜町陣屋跡まで1.5k専修寺0,2kmの標識 12:25
国道294号線を 冷たい北風が吹きまくって、上着のフードをかぶって歩く
蓮城院 12:42
二宮尊徳の墓城がある
二宮尊徳(金次郎)
1787-1856 江戸時代後期の農政家 小田原生まれ
二宮尊徳資料館 12:46~13:05
資料館の前に行った時、 遠い昔を思い出した
小学校の校庭の隅に マキを背負って本を読む二宮金次郎さん
銅像があった。金次郎の歌まで歌って遊んだ。亡き母もよく歌っていた
歌は
「芝刈り縄ない 草鞋をつくり 親を手を助け 弟を世話し、兄弟仲良く孝行を尽くす、手本は二宮金次郎」
スマホを使うチイチャンやソウチャンには何が何だか分からないだろうな~ 交通事故にあうよ だとと言われそう と思った
資料館で二宮尊徳の偉業のビデオを見たり 資料館の人の話を聞いた。
小田原藩主の分家宇津家の下野(栃木県)桜町藩が流行病で子供たちが大勢死に民は仕事をやる気を失せて田畑は荒れ地になった。尊徳は小田原藩家老服部家の再興に成功した。そのことで二宮尊徳をこの地の再興も手掛けさせた。 天保4年(!884)飢饉が起こり、金次郎は飢饉を予測し、「ヒエ」を栽培する指導し飢饉から人々を救ったそうだ。尊徳は大男180センチ位だった
桜町二宮神社 13:10
明治38年尊徳没後50年祭に建てた。今、尊徳の命日11月17日祭礼が行われる (安政3年1856年栃木県今井市で70歳で永眠)
桜町陣屋跡13:11~13:18
尊徳が農村を復興させるための居住し役所所。1823年この陣屋に赴任し26年間関東各地の農村復興に尽力した。
足洗池
尊徳は毎朝早く起きて村中を巡回 した 会う人に声を掛け農家に立ち寄り 営農 生活指導し、日が暮れて陣屋に上がる時 尊徳が足を洗った池
撮影ポイン
陣屋の周りは桜の木がある。 春は桜が咲き誇るとか
桜町陣屋跡を出て、広い道路出る所に真岡駅6.6kmの標識がある
東に向いしばらくすると、 右に磯山の森が見えてくる
磯山の入り口に 13:31 入り口から少し歩くと「無事帰る」と
「磯山自然教育園」 カエル
真岡駅5.1km 桜町陣屋跡1,6km 13:40
北に向かう
人家の建物がとても大きく立派、 畑にハウスが建ち並んでいた
ちょっと覗いてみた イチゴがたわわに実っていた
沢山ハウスが建ち並ぶが 「イチゴ売るとか、摘ませます」などの旗が一つも立っていない。一括集荷し販売しているのかな、指導者が良いのかな尊徳さんの流れが今も生きているのかなど勝手にバアバーは想像した 真岡市のイチゴの生産量は日本一とか
神社
ここで一休み
五行川サイクリングロード 14:25
真岡駅3km 桜町陣屋跡3,7km
川に白鳥が遊んでいた 写真は上手撮れなかったけど
白鳥の仕草は可愛かった 土手に一列に並んで「ハイポーズ」
田町橋 14:55
ここを渡れば市街地に入る
「おやおや、曲べき所を真っすぐ来て、一つ南の橋を渡って間違えた」と地図を確認していると、そこに女学生が家から出てきた。真岡駅の道を地図を出し聞いた。
「私そちらに行きますから渡る橋までご一緒します」と言って真岡駅までの道を教えて下さった
旅で親切にしていただくのは本当にありがたい。感謝です
終点
真岡駅 15:16
機関車の形の駅
真岡駅から起点の久下田駅まで電車に乗った
電車は一車両だけで
電車の中で集合写真をメンバーが撮っていると車両に乗っていた男性客から「シャターを押しますよ」と言って下さった、 親切に感謝した
久下田駅到着15:40
真岡駅から乗って来た電車
久下田駅前に二宮尊徳の銅像があった。
二宮尊徳の銅像を改めて子供頃の懐かしさとまた敬意を持ってみた そして駅前の菓子屋でジイジーに最中のみあげを買って帰路についた
道歩きは「名刹と旧跡を訪ねるみち」の題を充分堪能し、この地の今の風景を楽しみ 人の親切に感謝した歩きとなった
メンバーお世話様でした。