上高地から涸沢へ そして パノラマコースを下りる   その2 | おばあちゃんと 一緒に

おばあちゃんと 一緒に

遠く忙しく暮らす子供達に、健康でいる証として60才代で始めたブログ、
しかし娘親子と同居、孫と付き合う日々、 孫達も成長し、とうとう私も70歳代になりました。そして2021年80歳になり、娘親子は独立し、また夫と二人暮らしになりました。

5日(晴れ) 
5時 に朝ごはんを済ませた 
穂高岳のモルゲンロードを期待に胸をドキドキさせ
外に出た。

「ワオ!」 メンバーと歓声を上げた

山の日の出とまた違う 神神しさがある 

登山者がヒュッテのテラスに沢山いた。
テラスからカールの方を見ると 
そこにも列になっていた

 この景色に見とれて、それぞれカメラを向けたり、
 登山者それぞれが感激しているのが伝わってくる

 



テント場の 色とりどりのテント 


リーダーが
「今日のコースを少し登るとまた違う景色が見られる」

出発予定を30分早めて6時小屋を後にした

パノラマコースと石に書かれたところから歩く




歩き出して5分もしたら 涸沢カールを俯瞰出来た 
泊まった涸沢ヒュッテが全体が見える


 

 
パノラマコースは難所があるとガイドブックに書いてあった

「難所が始まったな」



ロープが張ってあるが
足を踏み外せば 命はないだろうな~



前穂高岳北尾根の末端部を巻いての登攀は緊張の連続



足を確実に踏みしめて一歩一歩 歩く
登山をしている実感



槍ヶ岳が横尾尾根の向こうにみえた

尖った槍ヶ岳の姿を見ると 「富士山」が見えたのと
同じような感情になる



尖った屏風の頭が見えてきた
上の方から登山者が下りてくる



屏風のコル7:40

リーダーに屏風の耳へ登山の許可を頂き リーダー、とメンバ一人を
残し , 4人で屏風の耳に向かう 7:45



こんな高いところに池!

 

屏風の耳2585.4  8:13   
 「登った!」

北穂 奥穂  前穂 は見えたが 残念であったが 槍ヶ岳は雲の中だった



4人で記念撮影



涸沢カールが眼下に見えた



屏風のコルへ下山途中で 振り返って見ると

岩山の  屏風の耳が 一幅の絵を見るようだった


少し下がったところ 

ハイマツとダテカンバの白い幹その奥に屏風の頭が見える
これまた一幅の絵の様だ



屏風のコルに戻った 8:45
下りなる



眼下前方に  一筋の梓川が見えてきた



大小さまざまの岩の登山道を またまた 緊張の連続



奥又白谷
ごつごつした岩山 前穂高岳東壁が沢の奥に見えた

井上靖の「氷壁」 にある
前穂高岳東壁の冬季登攀中にナイロンザイルが切れた事故 

「あれが 前穂の東壁なのね」 と見上げた

沢の脇で ランチタイムにした10:30~11:00



大きな岩に「→カラサワ」 と書いてあった 上の方に×印もあったので
左手の」小さな沢を渡った



堰堤がある沢沿いの登山道になった

岩の登山道の連続に やっと解放された
「やれやれ」という気分  足の裏が少し痛くなった



「新村橋」の標識11:55

「帰った来たね」と  メンバー達と言い合う



 「新村橋」を渡って 穂高岳を振り返る

 「穂高 よさらば」 ですね



「氷壁の宿」 徳澤園 12:10
     またいつかこの宿には泊まってみたいな

上高地バスターミナルに向かう
登山者も続々登ってくる 観光客も行き交う

 
カッパ橋 14:15

「上高地」
石票に書かれた上高地の説明を読んで 

山旅のピリオド打った


上高地バスターミナル14:55 すぐにタクシーに乗り込んで沢渡に向った

長年温めてきた

紅葉の涸沢、 モルゲンロードの穂高岳 、

 屏風の耳から見る穂高岳 、カール、 すべて 夢が叶った

こんな機会を与えてくださったリーダーメンバーありがとう
そして家族にありがとう