日の経つのも 早いこと
今日はもう節分です
朝 ジイジーが ヒイラギの木の二股になった枝を持ってきて
「節分の枝取ってきたから」 と台所に置いていった。
恒例の節分の行事を今年もするから用意するようにと言うことなのです。
節分の御膳は 子供のころから ジイジーと結婚してからも
イワシを買って ケンチン汁を作って ホウレンソウの
御浸し と白いごはん と漬物 が基本 なのです。
朝、テレビでを見ていると 女性のアナウサーが「恵方巻き」 を
かじっている 場面が映し出された。
丸ごとのふと巻きずしを大きな口を開けて食べています。
お仕事とはいえ大変ね という気持ちで見ていました。
ふとそれを見たバアバーは
節分に太巻きを食べる習慣はなかったけど
今年の節分は 久しく作ってない太巻き鮨を作ることにしました。
夕方
イワシの頭をヒイラギの枝につけて
火にかけて「 :::の虫を焼き申す 」と 口上を言うのですが
「:::」の部分はわかりません ともかく悪病を焼き イワシのクサイ臭いで
ヒイラギのとげで魔除けにする意味らしいので
ソウチャン、チイチャン達と「わがままの虫を焼き申す」 「寝坊助の
蟲を焼き申す」 とかいろいろ言ってイワシの頭を焼きました
そして「鬼は外 福はうち」 と豆をまいて その豆を 年の数だけ食べて
ジイジーは 「後の数字の七つだけ食べるよ」
イワシの頭は玄関の戸に飾ります
人参,牛蒡 ちくわ かんぴょう、ホウレンソウ でんぶ を入れた太巻き寿司
を切って 食べました
そしてチイちゃん、ソウチャンのハハが焼いた
カステラを食後のデザートに今年はいつもと違う節分の
御膳になりました。
が
ジイジーは
「御節句みたいだね 節分に 関西の方では昔から太巻きを食べる習慣も
あったようだけど 恵方巻きを食べるのはセブンイレブンが作った
だったたと思うよ」
そういえば スーパーも
イワシはあまりなく 今日使ったイワシは一パックだけあった物
、男性客が 「イワシどこですか」とバアバーに聞いてきた。
その男性は大豆のパックと小さい目刺のイワシを買っていった
太巻き寿司が「恵方巻き」と書かれて並んでいた。
今年の節分は
風習は時代と共に変わるのだなと としみじみ思った。
しかし昔からの風習も大事にしなくてはとも思ったり、
大きな口を開けて恵方巻きを食べるアナウサーの顔が妙に頭から離
れない。
複雑な思いの節分
飛躍して 何を大事にするかを見極めるこtも大事かなと思ったりした