バアバーは丹沢の懐で学生生活を送った
学校に入った年の春
新入生歓迎登山が大山でおこなわれた
しかし男子学生の先輩が恐ろしいほど怖くて
バアバーは何か理由をつけて参加しなかった。
学生時代、丹沢の山は登ったが 大山だけは登らなかった
そして50代になって山歩きを始め 丹沢を縦走をしたが
大山は残った。
神奈川に住む友も地元なのにまだ大山に登っていないと言う
ならば二人で登ろうということになった
新幹線で小田原に出て小田急線の伊勢原で友と待ち合わせをした
小田原駅から小田急線に乗り換え伊勢原に向かった
小田原駅から間もなく 筋状に雪を被った富士山が車窓から
見えた。
「カタコト」と電車の機動音が御尻に響いて、また車窓から
長閑な里の風景が広がり旅の気分充分だ
伊勢原駅に着くとゆるキャラの「クルリン」ちゃんが出迎えてくれた
ゆるキャラグランプリンこちら に初参戦だそうです
家族連れ や老若男女の観光客 登山客 で伊勢原」駅からバスの中も
満杯 参道も沢山ひとたちです
ケーブルカー二乗りました
隣り合わせた老婦人なんと「99歳」で息子さん二人と大山に祈祷に来たそうだ
その老婦人の話によると 39歳の時にご主人に先立たれ
二人のご子息と一人の御嬢さんを皆立派に育て苦労した。
でも今は皆さんやとても優しい息子さん二人に良くしていただいて
一人で暮らしている。本当に今は幸せと話してくれた
向かいに座っていた息子さん「そんなつまらない話をしなくていいの」
なんて言っていました。99歳までしっかりと生きられることって
素晴らしいと思いました。 本当に良いお話を聞きあやかりたいと
思った。
お店屋
阿夫利神社 こちらでお参りしました
「富士山に登らば大山に登れ 大山に登らば富士山に登れ」
夏、富士山に登ったので こちら
これで両参り出来たことになる
少し歩くと登拝門
この鳥居をくぐって 崩壊しそうな急な石段を
登っていく
16丁目追分の碑
1716年に初建され≫総高三メートル六十八センチメートルもあり
江戸期の大山信仰の深さをしめすこの石は麓から強力たちが」担ぎ上げた
説明版より
こんな碑を見ると、江戸時代にタイムスリップした気分になる
富士見台
富士山が見えるところだが
「ほら あそこ 雲の上よほら 見えるでしょう」と 友は言うが
バアバは 心像の世界
まあいいか電車の中で見たから
登山者が沢山休んでいる
阿夫利神社本社
神社の売店もお客であふれている
お参りして 本社に両参りできた
1252メートルの頂上
登山者で一杯ですが運が良くてテーブル席二人分確保できた
50年近く前の話やら今の話一時間以上も日に当たりながら
おしゃべりをしてしまった。
登りは杉林が多く暗い感じ
こちらは雑木林の中明るい
見晴らし台
標高769.2m 大山山頂2.25km阿夫利神社下社1.4km
登った大山の頂が見えます
落石注意
巨岩群
登山道 から山の斜面に 石段があり登ってみると
巨木が祀ってあった 何の木?
大山の原生林の説明版
大山の南東斜面一帯モミ中心 下部は(340m)はカシ類上武
800m付近ツガヤブ林
自然のモミ林は完全純林をけいせいしない カシ林からブナ林への
移行帯付近に不連続に分布する ここでその典型的なモミの原生林
として対比で来て 県下では大山付近に限られて自生している
価値が高い とか
またの機会があったらゆっくり林を見よう
阿夫利神社下社
お店屋の前を通り階段を下りて ケーブルは使わないで
大山寺に向う
途中でカーブルカ‐の発車音が聞こえました
待っていると可愛いケーブルカーが下りてきた
女坂に七不思議あり
1.弘法水 2 無明橋 3子育て地蔵 4潮音洞 5爪切り地蔵
6眼形石 7逆さ菩提樹 七不思議を探そう
この橋は無明橋
話をしながら」渡ると 端から落ちたり忘れ物したりするから
黙って渡る 「ソート」 渡り
大山寺 【真言宗大覚寺派} こちら」
755年奈良東大寺の別当良弁僧正が父母の孝養ため建てた
赤ん坊の時、大鷹ににさらわれた良弁を日本国中を捜し歩き
盲目の乞食になった 父母 を不動明王の導きで 親子再会が出来た
と 大山寺縁起絵巻に書かれている とか
無事下山した
友の旦那さんや子供達友人周りの人達は 皆こぞって
「大山は階段が多くて二度と登りたくない」と言っているとか
友
は「あゝこれで大山詣でが出来た」
バアバーはやっと50年もの思いを達成した
大山はとても変化に富んで また信仰の山として歴史もあり
良い山だと思った。また機会を作って登ろう
果たして友はどう思ったんだろう
二人で小田原に出た
友の行きつけの「だるまや」さんで友から
伊勢海老の御造りをご馳走になった
友が「この年で自分の足で大山詣でが出来たご褒美よ」
ご馳走様でした
70歳代になった今二人でこうして山歩きが出来るなん
て思っていなかった
健康で居なくては ね ケーブルカーでお会いした老婦人までとは
行かないだろうが 日々前を向いていこうね また御会いできる日まで
本当に一日ありがとう
歩いたコース