ぽっかり ぽっかり ふかふかの綿のような
雲が空に浮かんで 少しずつ形を変えて動いていた
積雲(わたくも)だ
「おうい雲よ ゆうゆうと
馬鹿にのんきそうじゃないか
どこまでゆくんだ
ずっと岩城平のほうまでゆくんか」
山村暮鳥 の詩より
子供の頃屋根に上がって 太陽の熱で
温まった瓦を布団代わりにして
空を眺めるのが好きだった
今朝のような
夢を運んできてくれそうな「わた雲」
が一番好きだったな~
雲を見たら あの瓦の心地よい感触を
思い出される
6.2キロ 9712歩57分