尾瀬ケ原 | おばあちゃんと 一緒に

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遠く忙しく暮らす子供達に、健康でいる証として60才代で始めたブログ、
しかし娘親子と同居、孫と付き合う日々、 孫達も成長し、とうとう私も70歳代になりました。そして2021年80歳になり、娘親子は独立し、また夫と二人暮らしになりました。

6月12日

    水芭蕉は家の近くの公園でも移植されたのがあり見られるけれど、尾瀬に咲く水芭蕉が見たいと思っていました。子供が大学に行って家を離れたのをきっかけに山歩きを始めてから、尾瀬ケ原は山に登った時の通り道でした。

尾瀬ケ原と言えばおじいちゃん(義父)が尾瀬に行きたいと言ったので お兄ちゃんが2年生、チイチャンソウチャンのハハが一年生の時、ニッコウキスゲが咲頃 、大本家のおじさん、おばさん、隠居のおじさんそして大本家の次男とその娘と大人数で行きました。年寄りを連れて行くからなんて心配しながら行ったものですが、確か義父が65歳くらいだったと思います。「年寄りが元気でよかったね」などと言ってましたが、今思えば今の私より若かったのですもの、当たり前です。


今回は一人で気ままに歩きたいと思って出かけました。


自宅を4時50分に出て高速自動車道路を使って戸倉の駐車場に6時20分に着きました。

残雪の尾瀬に4月29日に来た時駐車場の様子を見ておいたので第一駐車場におくことにしました。

鳩待峠に7時ニつきました、

直ぐに歩き出しました
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川原までは下りです、最初は石が敷かれ、木道になります

大きなぶなの木が、気持ちいいですおばあちゃんと 一緒に 。木の間から雪がまだ残る、至仏山が見えてきました

急に山に登りたくなってきました。今日は登らないと心に叩き込んで

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山の鼻に着きました。7時40分
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「おお 水芭蕉  今日は長年の夢が叶う日じゃないか」


本当は雪の中から覗く水芭蕉が見たかったのですが::

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木道の先に「ヒウチガタケ」も見えます

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浮島の間の池にシラカバが写って美しい
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ショウジョウバカマ
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「ヒウチガタケ」が池に写っている
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振り返ると「シブツサン」も
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ミツガシワ
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迂回道に人だ沢山います。行って見ると、なるほどビューポイントもっとも尾瀬らしい所
「シブツサンとミズバショウ」 美しい もう少し雪があったならどんなだろうと思う9時5分


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三方の川から水が流れてきているのにあふれない、集まった所に渦を巻いた所がある其処に吸い込まれていくようだ 不思議な現象、其処を見ていた親子 お父さんが子供に「あの水何処に行くのだろうね」子供「え!穴があって其処にいちゃんだよ」9時35分

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景鶴山が見えました。この山は県境の山で残雪の時しか登れません。

K氏がリーダーで大清水から物見山 黒岩山と縦走したしました、そのとき、今度は景鶴山に行こう

そして次年の春先ず「タカマタギ」に登ってからと言う事になりタカマタギに三月に登りました 5月に景鶴山を計画してくれましたが、その矢先、病になり天に行ってしまいました。「ねーTさん今度65歳になるから仕事止めて山に行くから」と嬉しそうに話した顔が目に浮かびます。テント泊の時など良く大学時代の山歩きの話をしてくれました。とてもクラシカルな紳士でした。それ以来景鶴山はクラブで計画が出たのだが登る気がしないまま過ぎてしまいました。もう登る機会はないだろう10時


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竜宮小屋が見えてきました。10時19分

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竜宮小屋でオトイレ借りるとその廻りに「ニチリンソウ」の群落がありました10じ26分

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少し弥四郎小屋に向かって歩き出しました。すると白いエンレイソウが咲いていました。

初めてお目にかかります

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群馬県と福島県の境目10時31分

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ブナシラカバの林を抜け福島県ヨリになると 「ヒウチ」の姿が近くなりました10時36分


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チングルマが咲いていました
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弥四郎小屋が遠く木の間に見えるところで、引き返しました

すると「ポッカ」さんに会いました。「荷物ヘリじゃないのね、お疲れ様有り難う」10時48分


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竜宮小屋から東電小屋に向かうと

「ゼンマイかシダか?」一面にあり奇妙な姿が面白い

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ヒメシャクナゲがまだ蕾
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ヨッピ橋11時20分

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東電小屋ガ見えてきました11時34分

何年ころだったでしょう、この付近かな登山者が熊におそわれました。

その日、私は越後の荒沢岳に登っていました。

下山後、いつもの蕎麦屋さんに寄ると 、女将さんが「尾瀬に熊が出たからお父ちゃんが召集されて居ないので、素ウドンしか出来ないよ」と言ってぶっ掛けウドンを頂いたことがありました。
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東電小屋の前から「シブツサン」が見えます

小屋の前のベンチはほぼ満杯状態です。時計を見ると11時40分、予定ではここは11時 ちょっと今までゆっくりしたな、もっと休みたいのだが 先のことを考えて、11時45分出発
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牛首まで2,2キロ11時56
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牛首に着きました12じ31分

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川の周りに咲くミズバショウ
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山の鼻ニ着きました 13時5分 「ミネザクラ」が咲いていました

「ミネサクラ」に初めて出合ったのは「白砂山」です もう随分昔、6月18日何故か日にちは鮮明に覚えています

頂上まで長い道程で足が痙攣してしまいふと上を見るとウスピンクの桜が目飛び込んできました。触ると壊れそうな可憐さに心を引かれ、痙攣も直り頂上を踏めました。それ以来ミネザクラは大好きな花です。


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予定より早く山の鼻に着いたので散策しました

「熊」を見ました。
ビジターセンターのヒトがあの林の中に熊が居るでしょう。良く見ると黒いものがあります。誰かが「動いた」


「ヒウチとミズバショウ」絵を見るよう

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山の鼻で持ってきたお抹茶ムースと餡のおやつ食べてゆっくり休憩

13時50分に出発

鳩待峠に向かう木道の間に「サンカヨウ」が咲いていました
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鳩待峠に14時30分に着きました「オヤオヤ早く着いた」
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早速バスに乗り込みました
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駐車場に着きました14時50分
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そして暫くきてなかった尾瀬でしたが、この温泉は変わりはなかった

庭に沢山の花が植えられ、食堂もしています。こじんまりして気に入ってます。

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温泉に入って今日の至福の締めくくりをしました。

そういえば、竜小屋から東電小屋に向かう時、すれ違う50歳代の女性に「お元気ですね」と声を掛けられました。「有り難うございます」と元気良く答えましたが 心の中で「あなた年寄りだけど元気ねと言ったんだな」と思いました。おばあちゃんと承知しているのだけど、 矢をつき付かれた気分になりました。姿はえらいおばちゃんだけど若いと思ってる自分がいるからね~