周りの山が昨晩の雪で、淡い白さ、まさに薄化粧の風情であった。今朝の山を見ると冬の雪は厚化粧といえるのかもしれない。娘親子と近くを蓬を摘みながら散歩をした。
ヒメオドリコソウが今年も土手に咲いていた。
この植物は子供達が家を出てから、近くを散歩し始めた、14,5 年前、田んぼの土手で可愛い花が一面に、踊っているように咲いているのを見つけ、野草の可憐さに引かれたきっかけになった植物である。
其のとき、家に帰って早速「原色牧野植物大図鑑」で調べて「ヒメオドリコソウ」と知った。
植物図鑑によると、ヨーロッパ、小アジア原産。東アジア、北アメリカに帰化し、道端に生える越年草と書いてある。和名は姫踊子草(ひめおどりこそう)。
和名の様に、まさにダンスをしている様に華やいだ雰囲気がある。年々この野草も
少なくなり、去年咲いていたところを目当てに行ったが、そこはほんの少ししか無かった。
雑草であるこの植物が絶えないように願う。土手にあってこそ美しさをはなつからである。