狂言 | おばあちゃんと 一緒に

おばあちゃんと 一緒に

遠く忙しく暮らす子供達に、健康でいる証として60才代で始めたブログ、
しかし娘親子と同居、孫と付き合う日々、 孫達も成長し、とうとう私も70歳代になりました。そして2021年80歳になり、娘親子は独立し、また夫と二人暮らしになりました。

曇りのち晴れ
朝うっすらと雪が地面を覆うていた。午後になり太陽が出た。

 労演の定例会があった
今夜は京都の「茂山千五郎家」の狂言であった。
 
狂言は流派が大蔵流、和泉流とあり、
「茂山家」は大蔵流に属する。
狂言は流派が同じでも「家」によって
その演ぢかたが違うそうです。
今夜は京都の「茂山家」の狂言をじっくり見てください。

 舞台は見る人演じる人で作るから
  「面白くなかったら貴方のせい」  
  <「面白かったら私達の演技が上手かったから」
いかにも狂言的な解説で始まった。

今日の演目は「二人大名]「棒縛」「蝸牛」
 
あっさした舞台で、歩く距離、ドアを開ける音、
藪の分け入る音など、さまざまのこと
を言葉で表現するのが、とても興味深い。

若い時、父が仕舞いを趣味としていたので、
時々父のお供で能を見に行った。
能よりも、私はこっけいな物語の多い狂言が目当てであった。

うすれていった昔のことや、父の事を思い出した夜になった。