【有機ゲルマニウム】乳腺炎に有機ゲルマニウムなどをつかった犬の症例 #有機ゲルマニウム#乳腺炎 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

↑乳腺の周りの黒くなっていますが、この辺りも赤くなっていました。

 

まだ、避妊手術をしていない犬で、急に乳腺が腫れて真っ赤になる子がいます。

 

 

それは、発情期の犬が「偽妊娠」となってホルモン分泌の影響で乳腺が張り、このような炎症を起こします。

 

妊娠していなくともお腹にあるおっぱいが赤くなっていたりして、腫れていることがあります。

触ってみると熱を持っていて痛がったりして、黄色に近い乳汁のようなものが出ることがあるのです。

 

【犬の乳腺炎と乳腺腫瘍】

 

乳腺炎は、しこりがありません。乳腺がブヨブヨしているだけです。

乳腺腫瘍は、しこりがあります。米粒ぐらいのものから大きさはさまざまです。乳腺に液体がたまっているかどうかは、それぞれです。

 

【乳腺炎の注意点】

 

乳腺炎は、腫瘍ではないですが、何回もしていると腫瘍化しやすくなりますので、注意が必要です。

麻酔がかけられるのであれば、避妊手術をされることをおすすめします。

 

【私たちの乳腺炎の治療】

・抗生剤

・有機ゲルマニウムの内服

・有機ゲルマニウムの塗布(抗炎症作用)

・CBDオイルの塗布(抗炎症作用)

・フコダイン軟膏(抗炎症作用)

 

10日ほどですっきり完治しました。

 

いろいろな治療ができるようになっています。