【Yahoo!】【大谷選手のデコピン】世界で最も価値のある子犬に「近交係数」問題が浮上で獣医師が | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 

大谷翔平選手が犬の話をするとすぐにSNS上でトレンド入りします。

THE DIGESTは、ドジャース入団会見で地元メディア『FOX 11 Los Angeles』のカイル・クラスカ記者が「1社につき1問」という限られた時間のなか、「リーグMVPの受賞会見で映った、ショウヘイの愛犬の名前を世界の野球ファンが知りたがっている。この場で発表してもらえないでしょうか?」と尋ね大谷選手の愛犬の名前が「デコピン」ちゃんと判明したと伝えています。

 

さらにTHE DIGESTは、世界最大の米老舗経済紙『THE WALL STREET JOURNAL』が「ショウヘイ・オオタニは7億ドルの契約を結んだばかりだが、多くのファンは彼の愛犬であるディコイのことしか話したがらない」と報じ、「ディコイ(米国の人はデコピンと発音しにくいので、デイコイとなっています)はいま、世界で最も価値のある子犬だ」とユニークに紹介していると報じています。

 

動物好きな人たち、大谷選手のファンの人たちは、デコピンちゃんの存在が気になります。デコピンちゃんを通して大谷選手のファンになる人もいるでしょう。デコピンちゃんが人気になるのはいいことですが、そんななかで獣医師として危惧があります。デコピンちゃんは、コーイケルホンディエという世界的に数の少ない犬だということです。大谷選手が実家で飼っていたゴールデンレトリバーなどだと世界中に数多くいますが、その点が大きく違うのです。

 

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