【ネコ】飲水量を増やす方法 #ネコ#下部尿路疾患 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

寒くなってくると、ネコの下部尿路疾患が増えます。

それは、猫さまの飲水量が減るのがひとつの原因です。

 

そんな猫の飼い主に朗報が。

 

猫さまは、マグロ味が好きです。

その中でもヒスチジンと核酸のイノシン酸

の味がわかるとか。

以下の文章が載っています。

ネコの祖先は砂漠生まれなのになぜ魚が好き? マグロを好む理由を遺伝子から解明(sippo) - Yahoo!ニュース

 

ネコの遺伝子にはマグロ好きの証が!

 結果は、ネコの舌にはうまみを感知する「Tas1r1」「Tas1r3」のふたつのうまみ受容体があることがわかりました。もともとネコは「Tas1r3」を持っていることは知られていましたが、今回の調査で「Tas1r1」を持っていることがわかり、うまみを完璧に感知できることがわかったのです。  また味覚テストの結果、水だけよりもアミノ酸を入れた水をより選択するという結果になりました。ネコが選んだアミノ酸のヒスチジンと核酸のイノシン酸は、マグロに多く含まれます。つまり、ネコはマグロのうまみ成分をより感知しやすいということがわかりました。

 

 

【飼い主さんのできること】

かつお節の成分にイノシシ酸があるので、かつお節出しを取ったものを水に混ぜるといいですね。

このように猫さまの性質を知って、冬場の飲水量が減らないようにしてあげましょう。