私たちは、がんの治療を多くしています。
治療をするときに、過去の病気を尋ねます。
そのとき、アレルギー疾患を持っている子もいます。
痒みがあるので、新しくできた「アポキル」という薬を内服している子もいます。
痒みが取れるので、アポキルは使われています。
アポキルの作用
・ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤と呼ばれるお薬で、痒みのシグナルだけを麻痺させる
・一時的に「痒み」を感じさせない
・24時間持続します。
これは、いい面なのですが、長期に内服すると
・免疫抑制作用
リンパ球が働かないようにします。
実際、このアポキルを内服している子は、リンパ球が減少していました。全部の子がどうかはわかりませんが、私が診察した子は、そうでした。
長期、アポキルを飲む子は、注意してください。
お薬は、副作用もありますので、そのことを理解して、内服をしてあげてください。
アレルギー疾患の子の対策は、以下のブログに書いています。
【アレルギー】でアポキルを飲ませても続けても大丈夫? #アレルギー#がん | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし (ameblo.jp)