【猫 慢性腎不全】に丸山ワクチンを使う意味 #丸山ワクチン#慢性腎不全 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

猫さまは、年齢を重ねると慢性腎不全になりやすい動物です。

 

それは「AIMが働かないためだ」と宮崎先生は言っています。

 

すべての愛猫家が待望、あの「画期的ネコの腎臓病治療薬」開発の現在(JBpress) - Yahoo!ニュース

 

上記の記事より

 

宮崎先生

生まれつきAIMが働かないネコは、人間から見れば遺伝性疾患のようなものです。しかし、腎臓は100%動いていなくても生きていられるため、年齢を重ねてもネコはなんとなくいつも通りの感じで、気付いたときには20%くらいしか機能が残っていない。具合が悪くなった時点から腎臓病が始まるのではないということを、ネコを迎えたときから飼い主さんは認識する必要がありますし、獣医の先生方もそのように説明して下さるといいですよね。

 

つまり、猫さまは、糸球体のまわりにゴミができてもAIMが働かないので、ゴミが溜まってしまう。それで、糸球体がつぶれてしまいます。

 

まだ、AIMが発売されていないので、私たちは丸山ワクチンで免疫が働いてくれるように促しています。