【食事療法】高齢犬、高齢猫には、「ノビレチン」があるシークワーサーを#抗認知症作用  | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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昨日以下のブログを書きました。

 

【食事療法】シークワーサーの「ノビレチン」発がん抑制作用 抗認知症成分 その1 #シークワーサー

 

抗認知症作用について書いていなかったので、今日はそれを説明します。

 

シークワーサーエキスおよびその有効成分であるノビレチンの抗認知症作用があります。

 

(1)記憶障害改善作用

(2)脳コリン作動性神経変性抑制効果

(3)アルツハイマー病の原因物質とされるAβの沈着抑制作用

(4)神経成長因子(NGF)様効果

 

 

アルツハイマー病は、老人斑を形成するAβ蛋白(Aβ1‐40およびAβ1‐42)が異常に多く生成されることがわかってきました。

この中でAβ1‐42は非常に毒性が強く、特に悪い作用があることが最近の研究からわかってきました。

 

このAβの沈着を抑制できるようです。

食事療法でこのシークワーサーのノビレチンを取ることで、もふもふちゃんの認知症が予防できるかもしれません。

 

(参考文献)
東北大学 ノビレチンとは
http://www.che.tohoku.ac.jp/~scf/o-scf/nobiletin.html