【がん】食べているのに痩せてきた おかしいと思って病院通いをしていたらリンパ腫 #リンパ腫 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

昨日のブログで以下のような記事を書きました。

 

【がん】血液検査、エコー、レントゲン検査で早期のがんは発見できるのか? #がん

 

飼い主さんは、早期にがんを発見したら寛解することを知っている人もいます。

今日、ご紹介するワンコさまは、多中心型リンパ腫(※)です。

 

(※)多中心型リンパ腫で腫脹するリンパ節は、あごの下やわきの下、股の内側、ひざの裏など普段あまり触らない場所も多く、ご家族が気付く頃にはさまざまな部位のリンパ節が腫れていることも少なくありません。

 

早期発見のために、1カ月で寛解に近い状態になっています。

 

「治療法」

 

・多中心型リンパ腫の抗がん剤を他院で(近くの動物病院)

 

「私たちの動物病院の治療法」

・高濃度ビタミンンC点滴

・丸山ワクチン

・重曹療法

・食事療法

 

 

「飼い主さんの素晴らしいところ」

 

この飼い主さんは、ワンコさまががんになる前から、がんについて勉強されていました。

そして、食事にも気をつけていました。

 

そのため、ワンコさまが、多中心型リンパ腫になってもすぐに行動されて、いまは体重も増えて元気にしています。

 

私たちの治療は、治療は体がアルカリ性であることが基本です。

なぜ、がんになるのかを理解されている飼い主さんのもふもふちゃんは、がん治療がうまくいくことが多いです。