↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が4年以上寛解しているいちごちゃんお昼寝中
私たちは、がんは炎症反応だと思っています。
がんの子には、抗がん剤を使う必要があると考えています。
しかし、その使い方を慎重にしないと、もふもふちゃんの体は持ちません。
私たちの動物病院では、抗がん剤は近くの動物病院でやってもらって他の治療をする場合もあります。
抗がん剤を投与すると以下のようになることが多いです。
・WBCの極端な減少
・Hb、Htの低値
・尿のpHの酸性化
・下痢、嘔吐
などの症状が出やすいです。
そのため、ひとつできることは、高濃度ビタミンンC点滴の静脈点滴ができます。
高濃度ビタミンンC点滴は、皮下点滴でも効果がないことはないのですが、やはり静脈点滴の方が効果的です。
抗がん剤を投与することにより、酸化しやいので、そこに高濃度ビタミンンC点滴をすると、酸化が収まり、体がアルカリ性になりやすいです。
どこの病院でも、高濃度ビタミンンC点滴をしているわけではないので、飼い主さんができることは、ビタミンンCの投与もいいですね。
最近では、がんは寛解する子もいる時代になっているので、飼い主さんもしっかり勉強しましょう。