【がん】メラノーマ 劇的寛解が1年以上経つワンコさまの症例 #メラノーマ#寛解 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

私たちの動物病院では、がんの子を多く診察しています。

 

その中で、メラノーマだけれど、劇的寛解して1年以上経っているワンコさまの症例を説明します。

 

【病歴】

2次診療で、耳、肺のメラノーマの手術。胸部のリンパ節にメラノーマが残っている

 

【私たちの治療】

・食事療法(アルカリ化食)

・漢方薬

・紅豆杉茶

・丸山ワクチン

・アルカリ化のサプリメント

・分子標的薬

 

時々

・高濃度ビタミンンC点滴

・光の免疫療法

 

メラノーマは、活発ながんなので、見つかれば数カ月しか持たない子もいますが、食欲もあり元気にしています。

 

食事療法やがんは炎症反応であるということを意識した治療だと、このように、標準治療ではおよそ考えられない劇的寛解が長く続くこともあります。