【がん】抗がん剤は、化学兵器のマスタードガスから #がん#殲滅 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

image

↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が4年以上寛解しているいちごちゃん

 

今日は、がん治療で使われる「抗がん剤」について勉強しましょう。

 

実は、抗がん剤は第一次世界大戦で初めて使用された化学兵器のマスタードから発展した薬なのです。

 

マスタードガスが開発されたのは約150年前です。

 

ロベルト・コッポは炭疽菌や結核菌やコレラ菌を発見し、ルイ・パスツールは炭疽菌ワクチンや狂犬病ワクチンなどを開発しました。

感染症治療も抗がん剤治療も原因となる炭疽菌やがん細胞などを殲滅(せんめつ)するという考え方が基本になっています。

 

がん細胞は、自分自身の細胞ががん化したものなので、殲滅とは皆殺しすることですが、なかなかうまくいかないので、細胞ががんかしない体に作り変えることが大切なのです。

 

以下の本に詳しく書いてあります。