↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が4年以上寛解しているいちごちゃん
私は長い間、獣医療のがん治療に携わってきました。
しかし、思うように治癒しないため、がんが寛解するための方法を考えるようになりました。
そこで、様々なリサーチを行っている中で、和田洋巳先生の「がんと炎症 代謝研究会」を知り、参加することにしました。快く入会を認めていただきました。
驚くべきことは、がんは自分の体の細胞が異常に増殖した結果であり、体を変えなければ寛解しないということです。そのためには、食事を変えて体をアルカリ化することが基本的な要素であると優しく教えていただきました。
和田洋巳先生はもともと人間の外科医でありますが、基本的な考えは動物用に使えるので、応用して治療を行っています。
和田先生の基本的なアプローチは次のとおりです。
・尿のpHをアルカリ化する
・炎症反応を正常値に戻す
・好中球/リンパ球の比率を2にする
上記の条件が揃うと、がんは寛解するのです。
しかし、そう簡単にはいかないこともあります。
そうした疑問が生じると、和田先生に尋ねると個別に答えてくださいます。人間だけでなく、和田先生の知識が動物たちのがん治療にも役立っています。
中でも最も難しいのは「好中球/リンパ球の比率を2にする」ことです。がんでない子も、この比率が2になっていないと免疫力が低下するため、注意が必要です。