【猫】「動物病院ストレスを克服!暴れる猫との診察を円滑に進めるためのアイデア #猫#暴れる | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が4年以上寛解しているいちごちゃん この子は、フリースを持ってくると落ち着くようです。
 

猫の中には、動物病院が苦手な子が多くいます。連れて行くと、猫が嫌がるかもしれないと思う飼い主もいらっしゃると思います。

しかし、そのような状況下で腎不全などの病気の発見が遅れることもあります。今日は、猫がストレスを感じずに動物病院に行ける方法について考えましょう。

 

以下の方法がおすすめです。

  1. 洗濯ネットに入れておく: 猫を動物病院に連れて行く前に、洗濯ネットに入れておくことで、猫の安全を確保することができます。洗濯ネットは、猫が安心して過ごせるスペースを提供します。

  2. お気に入りのフリースを持っておく: 猫がリラックスできる環境を作るために、お気に入りのフリースや毛布を持参しましょう。猫にとって馴染みのある匂いや触感は、安心感を与えることがあります。

  3. 予約をして、待ち時間を短くする: 予約を事前に入れることで、待ち時間を短くすることができます。猫は待ち時間が長くなると不安になることがありますので、可能な限り予約をするようにしましょう。

  4. 雨の日に連れていく: 雨の日は一般的に来院するペットの数が減る傾向がありますので、待ち時間が少なくなることがあります。猫のストレスを軽減するために、雨の日に予約を入れて連れて行くことを考慮してみてください。

 

上記の方法でもうまくいかず、猫が動物病院で大暴れし、診察を断れる場合には、来院する約90分前に抗不安剤を内服させる方法があります。

この薬は猫を眠らせるわけではありませんが、猫の不安を軽減する効果があります。

 

工夫して、動物病院に猫を連れていってあげましょう。