↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が４年以上寛解しているいちごちゃん
私たちの動物病院では、がんの子を多く治療しています。寛解する子とそうでない子の違いが、徐々に明らかになってきています。
このブログに登場するいちごちゃんは、治療をはじめて4年以上経っていますが、私たちの動物病院は、がんの子を多く治療しています。いちごちゃんは、月に1回の定期健診に来院しています。
定期健診では、血液検査を行っています。その結果から、いくつかのことがわかりました。
和田洋巳先生の『がんと炎症 代謝研究会』に参加して学んでいる中で、がんは炎症に関係していると考えています。
いちごちゃんの血液検査結果には、炎症反応が見られませんでした。
以下の項目は、血液検査の結果に基づく情報です。
- ＳＡＡ（猫の場合）
- ＣＲＰ（犬の場合）
- 好中球/リンパ球数：2から3
- 尿の状態：常に7以上
一方、寛解した後に再発する子は、上記のいずれかの項目が改善しないことが多いことがわかってきました。
がんは炎症に関連しているため、炎症を抑えることが重要です。