がん がんは慢性炎症の結果なので、CPR SAAを測定してもらってください#がん#炎症 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 

 

 

 

私たちの動物病院は、がんの子を多く診察しています。

そのため、セカンドオピニオンを求められることも多いです。

 

セカンドオピニオンをするときは、以下のものをご持参ください。

・血液検査

・尿(冷蔵)

・食べているもの

・いままでの治療経過

・使っている薬

 

血液検査をしてもらっているのですが、ワンコさまならCRP、猫さまならSAAをいつも測定してもらってください。

この項目が抜けている血液検査が割合多くあります。

私たちは、がんは炎症反応の末にできたものだと思っています。

 

そのため、これらの値を注視することは大切だと考えています。

 

がんが寛解に向かう子の条件のひとつは、これらの値が正常値になることです。

 

森を見ながら木も見る診察をしてもらいましょう。