がん リンパ腫になれば抗がん剤を使っても余命は1年なのか? #リンパ腫#余命 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

ワンコさまのリンパ腫の治療をしています。

 

最近、来られたワンコさまは、他院で抗がん剤の治療をされていて、反応があまりよくないので、ということでした。

 

そしてその病院で

「抗がん剤が効いても余命1年です」と言われたそうです。

 

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↑眼窩 鼻腔内リンパ腫が寛解して4年以上になっているいちごちゃん

 

みなさんがご存じの猫さまのいちごちゃんは、眼窩 鼻腔内リンパ腫が寛解して4年以上になっています。

もちろん、もう抗がん剤は使っていません。

 

いちごちゃんの治療

・丸山ワクチン

・食事療法

・フルボ酸

・紅豆杉の噴霧

 

 

 

注意:丸山ワクチンの注射の頻度は、隔日ではないです。

 

●なぜ、抗がん剤を打っても余命1年なのか?

・抗がん剤の副作用で肝臓、腎臓が悪くなる

・抗がん剤の副作用で骨髄抑制がある

・がんになりやすい体

 

 

●抗がん剤を使って余命が1年以上あるために

・抗がん剤の副作用に気をつける

・がんに負けない体作りをする。たとえば、食事療法

 

 

●飼い主さんのできること

血液検査を深読みして、がんに負けない体作りをすることです。

基本は、尿のpHを7.5から8にすることです。これは飼い主さんが、ご自宅で調べることができますから。