■がん なぜ、がんの治療は早期がいいのか?#EMT現象#食事療法 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

image

 

がんかもしれないと獣医師から言われたら、早く動いた方が寛解する可能性があがります。

 

もちろん、うちの子では、何かの間違えであってほしいと思います。がん細胞は、手こわいのでね。

 

 

●正常な細胞とがん細胞の違い

・正常な細胞は、決められた場所にいる。

・がん細胞は、ひとつの場所にいることなく、次の場所にいく。

・がん細胞は姿を変える。

・がん細胞は性質を変える。

・がん細胞はEMT現象をする。

 

 

●EMT現象とは?

・EMT(Epithelial-Mesenchymal Transition 上皮間葉転換)

細胞の表面にある上皮系から、神経や筋肉になる間葉系へと細胞が変化する現象。

・がんが間葉系に変化すると転移しやすい。

・抗がん剤を投与すると、EMT現象が起こりやすい。

 

●飼い主さんにできること

・がんかもしれないといわたら食事を見直す。

・体をがんに負けないように変える。

・尿のPHを測定して、7.5ぐらいに。

 

私たちは、がん治療を多岐の方法でやっていますが、まずは、食事はいままでのものではないものに、変えてもらっています。