■がん 転移させない!転移しオリンピックの10種競技のチャンピオン#がん#転移 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 

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がん細胞は、転移しやすいことは、よく知られています。

漫画「はたらく細胞」でこわれものとされたダンボール箱が、違う部屋に運び込まれているところがありましたね。

 

原発の細胞より、転移のがん細胞の方が、手ごわいのです。

 

●がん細胞の転移のメカニズム

 

①がん細胞が、原発巣での増えます。

②原発巣からの癌細胞の離れて、血管やリンパ管への移動

③血管やリンパ管での移動

④転移臓器の血管内皮への接着

⑤転移臓器への入っていく。

⑥転移臓器内での増えます。

 

このようなことを起こす細胞は、オリンピックの10種の競技で金メダルを取るほど強いと、1973年にF低転移性のマウス黒色腫B16細胞を作ったFidlerが言っています。

 
 
●飼い主さんの出来ること
*転移させないために、体をアリカリ性にする。
*好中球/リンパ球の比を2以下にする。
 
 
などを注意深く観察してくださいね。
 


以下のサイトを参考にしています。

 

http://syuyounaika.w3.kanazawa-u.ac.jp/kenkyu/pages/spread.htm