■がん 漫画で学ぶ!ステロイド剤を使い続けているとがんが悪化しやすいか?#はたらく細胞BLACK | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 

 
image
 
獣医界では、よくステロイド剤が使われています。
もちろん、私が全くステロイド剤を使わいわけではありません。
比較的安価で、よく効く薬です。
でも、ずっと使っていると、いろいろと弊害があります。
一般的には、
*肝臓疾患
*糖尿病
*がん
 
になりやすいというリスクがあります。
 
今日、ご紹介する漫画『はたらく細胞BLAK』では、
 
*キラーT細胞
*ヘルパーT細胞
*サイトカイン
*ステロイド
のことがよく理解できます。
 
ヘルパーT細胞が、カラダの中にがんや細菌がないかパトロールしています。
そして、がんや細菌を見つけると、サイトカインを出してキラーT細胞を出して、細菌やがんを殺すように命令します。そして、キラーT細胞は最近やがんの敵を処理します。
 
そのときに、ステロイドを入れるとキラーT細胞も壊死して働けなくなります。
 
ステロイドは、
*抗炎症作用
*免疫抑制作用
*ヘルパーT細胞のサイトカインを出すのを抑制
 
 
このようなことを漫画でわかりやすく描いてあります。
 
がんの子を持っているもふもふちゃんの飼い主さんには、特におすすめです。
 
参考文献は以下です。