今日は、モスクワの猫さまのお話。
いま、ロシアで、ワールドカップ(W杯)が開催されています。
エルミタージュ美術館にすむ「予言猫」という猫さまがいます。
モスクワで14日に行われるロシア― vs サウジアラビアの開幕戦でロシアが勝つと予想し、みごとに的中したそうです。
占い猫さまのプロフィール
1、猫の名前はアキレス
2、白い猫で、青い目
3、耳が聞こえない。
4、普段は美術館の守り神として暮らす
白い猫さまは、耳が聞こえない子が割合にいます。
診察室で、
1、白い猫
2、目が青い、片方だけでも青い(オッドアイ)
3、大きな音がしても耳を動かさない。
このような猫さまを見ると耳が聞こえないのかも、と考えます。
これは、遺伝子の問題なのです。
白い猫さまは、「W遺伝子」を持っています。
それで、白い毛になるわけです。
W遺伝子
1、メラノサイトという色素を作る細胞の働きを抑える
2、メラノサイトは瞳孔の色にも影響。
人間でも色の白い人は、少し茶色っぽい瞳孔をしていますね。
3、聴覚にも影響
耳の奥である内耳に「コルチ器」と言われる組織は音を感じる機能があります。
このコルチ器はメラノサイトと同じ細胞から分化(成長)するので。
白い猫が難聴というわけではありません。
白い猫が難聴というわけではありません。
以下の確率です。
両目とも青:50~80%
オッドアイ:20~40%
青目なし:20%程度
注意:オッドアイは、片方の目が青い目である猫さまで、青い目側が難聴になりやすいと言われています。
オッドアイ:20~40%
青目なし:20%程度
注意:オッドアイは、片方の目が青い目である猫さまで、青い目側が難聴になりやすいと言われています。
エルミタージュ美術館の占い猫さまは、W遺伝子を持っているようです。
このような猫さまは、不思議な力を持ち占いが出来るのかもしれませんね。
(白い猫さま)
耳のテスト
1、呼んでも来ない
2、大きな音にも反応しない。
3、片方から、呼んだら反応が鈍い。
4、用心深い。
こんなことがあれば、耳が聞こえていないかも。わからないときは、かかりつけ医に。
(難聴の猫さまの飼い方の注意)
1、外に出さない。
2、急に近づくとびっくりするので、どんどんと震度をさせて近づく。
(まとめ)
1、エルミタージュ美術館の占い猫さまは、W遺伝子のため耳が聞こえないけれど、占いと不思議な力を持っている。
2、白い猫さまは、耳が聞こえない確率が高い。
室内飼いの猫さまだと飼い主さんが、気をつけていただければ、そう問題はないので、長く愛してあげてね。