■シニア 肉球マッサージ #認知症 #脳の血流 #柴犬 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

私は、元気で動物たちの診察をしていきたいと思っています。

脳もしっかり働いて、認知症やアルツハーマにならないようにしたいものですね。

足裏マッサージなども日常生活に取り入れています。

 

ラッキーは、16歳なので、朝にまったり肉球のマッサージをしています。

四肢の血行をよくするためです。

 

 

一般的には、認知症になりやすいのは、

1、柴犬

2、柴犬の血をひくミックス犬

 

つまり日本犬がなりやすいと、いわれています。

 

最近では、日本犬以外でもシニアのワンコさま、シニアの猫さまも認知症になる子もいます。

「この子も夜鳴きがひどくになってしまった」

「徘徊をするようになった」

と嘆く前に、予防する方法のひとつあります。

 

肉球のマッサージですね。

 

肉球付近には、老廃物は、重力にしたがって、下に落ちてきます。

シニアになると、血行が悪くなり冷たくなります。四肢が温かいと脳の血流があがるといわれています。

 

(肉球のマッサージの仕方)

1、優しく、強くしないでね。

2、肉球と肉球の間も優しく触ってあげましよう。

3、前足、後ろ足とあるので、少し時間を開けてやってあげましよう。

 

始めは嫌がるので、ゆっくりじっくりまったりと肉球をマッサーシして、脳の血流量をあげてあげましようね。

 

少しの積み重ねで、猫さま、ワンコさまは元気に長生きしてくれる時代になりました。