■ペット 食べているけれど、体重が減っている!#体重#慢性疾患#がん | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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今日は、体重についてお話しをします。

 

シニアに(7歳以上)なって、元気になのだけれど、何か体重が減っている、ということはないでしょうか。

「食べているけれど、体重が減っていると」というのは、大きな病気を持っている可能性があります。

 

食べているけれど、体重が減っている考えられること

1、がん

2、慢性腎不全

3、肝臓疾患

4、糖尿病

5、消化器管疾患

6、歯周病

7、口腔内の疾患

8、その他

 

などがあります。

 

食べているのに、痩せてくるということは、健康なら考えにくいですね。

 

気のせいと思わず、かかりつけ医のところに行ってくださいね。

 

若いですが、慢性疾患の猫さまの治療の相談に載っています。

遠方なので、私は直接診ていないのですが、治療効果が出ているかどうかわからないということでした。

 

それで、体重を尋ねる、と

「少し増えてきた」ということでした。

 

治療効果が出てくると、体重が下げ止まりが起こり、徐々に体重の増加が起こるのです。

 

もちろん、病院で血液検査などすれば、よくわかりますが、ご家庭で出来ることは、体重の管理ですね。

 

ひと夏を超えると、ぐっと弱る子もいるので、この秋、健康診断はいかがですか?